ARCHProcess

ARCHProcess[κ,{α1,,αq}]

標準ホワイトノイズに駆動される q 次ARCH(自己回帰条件付き分散不均一)過程を表す.

ARCHProcess[κ,{α1,,αq},init]

初期データが init であるARCH過程を表す.

詳細

  • ARCHProcessは,離散時間・連続状態のランダム過程である.
  • 条件付き平均Expectation[x[t] {x[t-1], }]=0およびExpectation [x[t]2{x[t-1, }]で与えられる条件付き分散 が方程式 を満足するのであれば,過程 x[t] はARCH過程である.
  • 初期データ init は,リスト{...,y(-2),y(-1)}として,あるいはタイムスタンプが{...,-2,-1}であると了解される単一路TemporalDataオブジェクトとして与えることができる.
  • スカラーARCH過程は非負の係数 αiおよび正の係数 κ を持つことができる.
  • ARCHProcess[q]は,EstimatedProcessおよび関連関数で使われる q 次ARCH過程を表す.
  • ARCHProcessは,RandomFunctionCovarianceFunctionTimeSeriesForecast等の関数で使うことができる.

例題

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  (3)

ARCHProcessのシミュレーションを行う:

弱定常過程の無条件平均値関数および無条件分散関数:

固定した初期値で:

観測は無相関であるが依存する:

データの平方値には相関関係がある:

スコープ  (13)

基本例題  (8)

経路の集合のシミュレーションを行う:

任意精度でシミュレーションを行う:

指定された初期値で弱定常過程のシミュレーションを行う:

非弱定常過程の場合:

和分ARCHProcess

爆発ARCHProcess

そのような過程は二次定常ではない:

ARCHProcessが共分散定常になるための条件:

ARCHProcess[2]の二次定常性の範囲:

ARCHProcessを推定する:

条件付き最尤推定を使う:

予測する:

20ステップ先の予測を求める:

予測の平均二乗誤差を求める:

予測状態は0に等しい.したがって,予測される標準偏差境界は以下の通りである:

平均二乗誤差とともにこの値をプロットする:

過程スライス特性  (5)

次数1の弱定常ARCHのモーメント:

指定された初期条件によるARCH過程のモーメント:

歪度:

尖度:

尖度が定義されている領域:

スライス分布のシミュレーションを行う:

サンプルの確率密度関数:

モンテカルロ法を使い,スライス分布についてのNProbabilityを計算する:

NExpectationを計算する:

二次Momentと比較する:

特性と関係  (3)

ARCHProcessの値は無相関である:

対応するARProcess

初期値が指定された過程について:

ARCHProcessの値を平方したものはARProcessに従う:

平方値のCorrelationFunctionおよびPartialCorrelationFunction

対応する自己回帰過程:

自己回帰過程のCorrelationFunctionおよびPartialCorrelationFunction

Wolfram Research (2014), ARCHProcess, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ARCHProcess.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), ARCHProcess, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ARCHProcess.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "ARCHProcess." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ARCHProcess.html.

APA

Wolfram Language. (2014). ARCHProcess. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ARCHProcess.html

BibTeX

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