ArcCosDegrees

ArcCosDegrees[z]

複素数 の逆余弦を度を単位として与える.

詳細

  • ArcCosDegreesは,その他の逆三角関数および三角関数とともに,高等学校の幾何の授業で学ばれ,多くの科学分野で使われている.
  • 結果はすべて度を単位として与えられる.
  • からまでの実数 については,結果は常にからまでの範囲になる.
  • ArcCosDegrees[z]は,角 を度を単位として返す.直角三角形のこの角の隣辺と斜辺の比は である.
  • 特別な引数の場合,ArcCosDegreesは,自動的に厳密値を計算する.
  • ArcCosDegreesは任意の数値精度で評価できる.
  • ArcCosDegreesは自動的にリストに縫い込まれる.
  • ArcCosDegrees[z]は,複素 平面上のからおよびからまでに不連続な分枝切断線を持つ.
  • ArcCosDegreesは,IntervalCenteredIntervalAroundの各オブジェクトに使うことができる.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.

例題

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  (7)

結果の単位は度である:

以下の直角三角形の角BACを計算する:

手計算で求める:

この角の数値:

逆三角関数の方程式を解く:

逆三角関数の不等式を解く:

ArcCosDegreesを以下のリストに適用する:

実数の部分集合上でプロットする:

0における級数展開:

スコープ  (38)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力の精度は入力の精度に従う:

複素引数について評価する:

ArcCosDegreesを高精度で効率的に評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計的区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のArcCosDegrees関数を計算することもできる:

特定の値  (5)

固定点におけるArcCosDegreesの値:

単純な厳密値は自動的に生成される:

無限大における値:

ArcCosDegreesの零点:

方程式 を満足する の値を求める:

値を代入する:

結果を可視化する:

可視化  (4)

ArcCosDegrees関数をプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

ArcCosDegreesの実部をプロットする:

ArcCosDegreesの虚部をプロットする:

ArcCosDegreesの極プロット:

関数の特性  (10)

ArcCosDegreesは区間のすべての実数値について定義される:

複素領域は平面全体である:

ArcCosDegreesは区間のすべての実数値に到達する:

複素数値の範囲:

ArcCosDegreesは解析関数ではない:

有理型でもない:

ArcCosDegreesは非減少でも非増加でもない:

実数領域上で単調である:

ArcCosDegreesは単射である:

ArcCosDegreesは全射ではない:

ArcCosDegreesは実領域上で非負である:

ArcCosDegreesは,(-,-1][1,)で特異点と不連続点を持つ:

ArcCosDegreesは凸でも凹でもない:

ArcCosDegreesx[-1,0]のときは凸である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

次導関数の式:

積分  (2)

ArcCosDegreesの不定積分:

実領域全体の上でのArcCosDegreesの定積分:

級数展開  (5)

Seriesを使ってテイラー(Taylor)展開を求める:

周囲のArcCosDegreesの最初の3つの近似をプロットする:

Infinityにおける漸近展開:

特異点における漸近展開:

分岐点と分枝切断線で級数展開を求める:

ArcCosDegreesはベキ級数に適用できる:

関数の恒等式と簡約  (2)

ArcCosDegreesを含む式を簡約する:

TrigToExpを使って対数と平方根を介して表現する:

関数表現  (1)

ArcSecDegreesを使って表す:

アプリケーション  (8)

逆三角関数の方程式を解く:

逆三角関数の方程式をパラメータで解く:

ArcCosDegreesの零点を取得する:

Reduceを使ってArcCosDegreesを含む不等式を解く:

超越方程式の数値根を求める:

関数をプロットして解が正しいかどうかをチェックする:

ArcCosDegreesの実部と虚部をプロットする:

ArcCosDegreesのリーマン面をプロットする:

2つのベクトル間の角度を求める:

特性と関係  (5)

逆関数で構成する:

PowerExpandを使ってArcCosDegreesの多価性を無視する:

追加的な仮定を使って評価することもできる:

次は,ArcCosDegrees関数の分枝切断線を示している:

ArcCosDegreesは角度を度で与えるが,ArcCosは同じ角度をラジアンで与える:

ArcCosDegreesFunctionExpandを適用すると三角関数の式がラジアン単位で生成される:

TrigToExpの出力にExpToTrigを適用すると三角関数がラジアンで生成される:

考えられる問題  (3)

一般的に である:

分枝切断線上では,機械精度の入力は数値的に間違った答を返すことがある:

出力精度は入力精度をはるかに下回ることがある:

おもしろい例題  (3)

ArcCosDegreesを含む三角関数の方程式を解く:

この角の度を単位にした数値:

特定のArcCosDegreesをプロットする:

整数点でArcCosDegreesをプロットする:

Wolfram Research (2024), ArcCosDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCosDegrees.html.

テキスト

Wolfram Research (2024), ArcCosDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCosDegrees.html.

CMS

Wolfram Language. 2024. "ArcCosDegrees." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCosDegrees.html.

APA

Wolfram Language. (2024). ArcCosDegrees. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCosDegrees.html

BibTeX

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