BesselK

BesselK[n,z]

第2種変形ベッセル関数 TemplateBox[{n, z}, BesselK]を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • TemplateBox[{n, z}, BesselK]は,微分方程式 を満足させる.
  • BesselK[n,z]は,複素 z 平面上,の範囲で不連続な分枝切断線を持つ.
  • FullSimplifyFunctionExpandBesselKの変換規則を含む.
  • 特別な引数の場合,BesselKは,自動的に厳密値を計算する.
  • BesselKは任意の数値精度で評価できる.
  • BesselKは自動的にリストに縫い込まれる.
  • BesselKIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

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  (5)

数値的に評価する:

実数の部分集合上で をプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点における級数展開:

Infinityにおける級数展開:

スコープ  (45)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素引数とパラメータについて評価する:

BesselKを高精度で効率よく評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のBesselK関数を計算することもできる:

特定の値  (4)

における整数次数() についてのBesselKの値:

半整数の指標について,BesselKを評価すると初等関数になる:

無限大における極限値:

方程式 TemplateBox[{0, x}, BesselK]=2を満足する TemplateBox[{0, x}, BesselK]の値を求める:

結果を可視化する:

可視化  (3)

整数次数()でBesselK関数をプロットする:

BesselK関数の実部と虚部を整数次数()についてプロットする:

TemplateBox[{0, z}, BesselK]の実部をプロットする:

TemplateBox[{0, z}, BesselK]の虚部をプロットする:

関数の特性  (11)

は0より大きいすべての実数値について定義される:

複素領域:

TemplateBox[{n, x}, BesselK]は実数 についてすべての正の実数値に達する:

BesselKは,第1パラメータについて偶関数である:

TemplateBox[{n, z}, BesselK]は解析関数ではない:

BesselKは非減少でも非増加でもない:

TemplateBox[{n, z}, BesselK]はすべての実数 について単射である:

TemplateBox[{n, z}, BesselK]は任意の実数 について全射ではない:

BesselKは非負でも非正でもない:

BesselKz0のとき特異点と不連続点の両方を持つ:

TemplateBox[{n, z}, BesselK]は実数領域で凸である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

次数 について高次導関数をプロットする:

次導関数の式:

積分  (3)

BesselKの不定積分:

BesselKを含むIntegrate式:

実領域上でのBesselKの定積分:

級数展開  (5)

の周りの の級数展開:

の周りの の最初の3つの近似をプロットする:

BesselKの級数展開における一般項:

BesselKについての漸近展開:

生成点におけるテイラー(Taylor)展開:

BesselKはベキ級数に適用できる:

積分変換  (3)

LaplaceTransform

HankelTransform

MellinTransformを使ってメリン(Mellin)変換を計算する:

関数の恒等式と簡約  (3)

FullSimplifyを使ってベッセル関数を簡約する:

恒等式 TemplateBox[{nu, z}, BesselI] TemplateBox[{{nu, +, 1}, z}, BesselK]+TemplateBox[{{nu, +, 1}, z}, BesselI] TemplateBox[{nu, z}, BesselK]=1/z を確かめる:

漸化式 z (TemplateBox[{{n, +, 1}, z}, BesselK]-TemplateBox[{{n, -, 1}, z}, BesselK])=2 n TemplateBox[{n, z}, BesselK]

関数表現  (4)

BesselKの積分表現:

BesselISinを使って表す:

BesselKMeijerGによって表すことができる:

BesselKDifferenceRootとして表すことができる:

アプリケーション  (3)

1粒子あたりの相対論的な理想気体の比熱:

超相対論的な極限を求める:

2つのランダムな独立指数変数の幾何平均のPDF

濃度 y の関数としての電解質溶液の表面張力:

低濃度についてのオンサーガー(Onsager)の法則:

特性と関係  (2)

FullSimplifyを使ってベッセル関数を簡約する:

BesselKの指数母関数:

考えられる問題  (1)

数値引数の場合,半整数のベッセル関数は自動的には評価されない:

記号引数の場合には評価される:

次は,機械精度の評価では不正確になることがある:

おもしろい例題  (1)

TemplateBox[{0, z}, BesselK]のリーマン(Riemann)面をプロットする:

TemplateBox[{{1, /, 3}, z}, BesselK]のリーマン面をプロットする:

Wolfram Research (1988), BesselK, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselK.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), BesselK, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselK.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "BesselK." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselK.html.

APA

Wolfram Language. (1988). BesselK. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/BesselK.html

BibTeX

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