DiskSegment
DiskSegment[{x,y},r,{θ1,θ2}]
{x,y}を中心とした半径 r の円板の,角度 θ1から θ2までの部分を表す.
DiskSegment[{x,y},{rx,ry},{θ1,θ2}]
半軸の長さが rxと ryで軸に平行な楕円の,角度 θ1から θ2までの部分を表す.
詳細とオプション
- DiskSegmentは,幾何学領域およびグラフィックスプリミティブとして使うことができる.
- DiskSegmentは,同じ引数を持つDiskの塗り潰された部分を表す.
- 角度は,正の x 方向からラジアン単位で反時計回りに測られる.
- DiskSegmentはGraphicsで使うことができる.
- グラフィックスでは,点{x,y}はDynamic式でよい.
- グラフィックスの描画は,FaceForm,EdgeForm等の指示子および色の影響を受ける.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (5)
スコープ (17)
グラフィックス (7)
アプリケーション (5)
RegionProductで3Dの円板の一部の押出し形成を作る:
円板と正多角形の領域の差を示すために,部分円板の集合を使うことができる.まず,弧の集合を得る:
しかし,弧の中には角が大きくならないものもある.そのような場合は 2番目の弧に を加えて増加するようにする:
レンズは隣接する2つの弧の部分としてモデル化することができる.原点を中心とする,高さ,半径 の右側に膨らむレンズを作る:
左側に膨らむレンズは, の位置を入れ替えて,弧の向きを変える必要がある:
指定された高さと半径の円板のペアを作る関数を構築し,半径の範囲で可視化する:
求める測度の領域内にある既知の体積範囲のランダムな点との割合として領域の近似測度を求めることができる.部分円板を例として使う:
この領域は,面積が16の領域および内にあるの.この一般的な領域内にあるランダムな点のリストを生成する:
この領域(部分円板)の面積は上記の割合に点が分布している面積をかけたものに近いはずである.ここで得られた近似値を実際の値と比較する:
特性と関係 (4)
DiskSegmentはFilledCurveによって表すことができる:
円板の一部はDiskやその他の領域のRegionIntersectionの結果であることがある:
ImplicitRegionは任意のDiskSegmentを表すことができる:
ParametricRegionはDiskSegmentを表すことができる:
テキスト
Wolfram Research (2015), DiskSegment, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DiskSegment.html.
CMS
Wolfram Language. 2015. "DiskSegment." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/DiskSegment.html.
APA
Wolfram Language. (2015). DiskSegment. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DiskSegment.html