FacialFeatures

FacialFeatures[image]

image 中に検出されたすべての顔について,顔の特徴の最小限のまとめを返す.

FacialFeatures[image,features]

指定された顔の features を返す.

詳細とオプション

  • FacialFeaturesは,顔の特徴としても知られるもので,目・鼻等の位置や,年齢,性別,感情等の全体的な顔の特性を含む,検出された顔の詳細を返すことができる.
  • FacialFeatures[{image1, image2,},]を使って複数の画像の特徴が推定できる.
  • 顔の特徴は,全体的な顔特の特徴または個々の顔器官の細かい位置である.
  • FacialFeatures[image,"Properties"]は可能なすべての特性と特徴を返す.以下の特徴が使用できる.
  • 全体的な特徴
  • "Age"推定年齢
    "Descriptor"顔の特徴ベクトル表現
    "Emotion"顔に現れている感情で最も可能性が高いもの
    "Gender"推定性別
    "Landmarks"顔器官の連想
  • 全体的な特徴の分布
  • "AgeWeights"WeightedDataオブジェクトとして
    "EmotionWeights"キーと値 emotion->prob の連想
    "GenderWeights"キーと値 gender->prob の連想
  • 形状特性
  • "BoundingBox"顔の境界Rectangle
    "BoundingBoxArea"境界ボックスの面積
    "Height"顔の長さ
    "Image"顔に対応する切り取られた image
    "Position"{x,y}で与えられる顔の位置
    "Width"顔の幅
  • 単一の点として戻ってくる個別の顔器官.
  • "LeftEyeCenter"左目の中心
    "RightEyeCenter"右目の中心
    "EyeCenter"目の中心の点
    "NoseCenter"花の中心の点
    "MouthCenter"口の中心の点
    "MouthLeft"口の左側の点
    "MouthRight"口の右側の点
  • 点のリストとして返される個別の顔器官
  • "LeftEyebrowPoints"左眉毛の点
    "LeftEyePoints"左目の点
    "MouthExternalPoints"口の外側の点
    "MouthInternalPoints"口の内側の点
    "NosePoints"鼻を二分する線と鼻梁の点
    "OutlinePoints"顔の輪郭
    "RightEyebrowPoints"右眉毛の点
    "RightEyePoints"右目の点
  • 顔器官の集合
  • "EyebrowPoints"左右眉毛の連想
    "EyePoints"左右の目の連想
    "MouthPoints"口の内側と外側の連想
  • デフォルトで,顔はFindFacesを使って検出され,各境界ボックスの周囲に若干の充填が行われる.Method{"FaceBoxes"boxes}を使って顔の周りの境界ボックスを指定する.
  • boxes の値は以下のいずれでもよい.
  • Full画像全体が1つの顔であると推定される
    {bbox1,}顔の境界ボックスのリスト
    f顔の境界ボックスを返す任意の関数
  • FacialFeaturesは機械学習を使う.含まれるメソッド,訓練集合,バイアスは,使用するWolfram言語のバージョンによって変わることがあり,返される結果も異なることがある.
  • FacialFeaturesはリソースをダウンロードすることがある.ダウンロードされたリソースは,$LocalBaseのローカルなオブジェクトストアに保存され,LocalObjects[]でリストしたりResourceRemoveで削除したりできる.

例題

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  (2)

推定される特徴のまとめを得る:

画像中で検出された顔の特徴を推定する:

スコープ  (11)

基本的な用法  (6)

画像中のすべての顔の特徴のまとめを得る:

特定の特徴を推定する:

複数の特徴を推定する:

複数の画像中の特徴を推定する:

複数の画像中の複数の特徴を推定する:

関数を演算子として使う:

特徴  (5)

年齢を推定する:

性別を推定する:

顔を表す特徴ベクトルを計算する:

境界ボックス特性を抽出する:

顔器官の位置を推定する:

オプション  (3)

Method  (3)

デフォルトで,FacialFeaturesは画像中のすべての顔を検出しようとする:

Method"FaceBoxes"box を使って顔のボックスを指定する:

顔のボックスを複数指定する:

顔のボックスを計算する関数を指定する:

画像全体が顔であると仮定する:

アプリケーション  (4)

画像上で顔のさまざまな特徴をハイライトする:

いくつかの顔について推定された年齢分布を可視化する:

顔を性別で分ける:

顔記述子を使って,画像中の顔の特徴空間プロットを作る:

特性と関係  (1)

Wolfram Neural Net Repositoryのニューラルネットを使って顔の特徴を抽出する:

Wolfram Research (2018), FacialFeatures, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FacialFeatures.html (2020年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2018), FacialFeatures, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FacialFeatures.html (2020年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2018. "FacialFeatures." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/FacialFeatures.html.

APA

Wolfram Language. (2018). FacialFeatures. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FacialFeatures.html

BibTeX

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BibLaTeX

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