NetModel["name"]

Neural Net Repositoryからの,指定された名前のニューラルネットモデルを得る.

NetModel[{"name","param1"setting1,}]

モデルのパラメータ化された族から指定のモデルを得る.

NetModel["name","prop"]

モデルの特性 prop を与える.

NetModel[]

使用可能な訓練済みのニューラルネットモデルのデータ集合を与える.

詳細

  • Wolfram Neural Net Repositoryには,使用可能なモデルのリストがある.
  • NetModel[,"port"->spec]を使って,NetModelで得られたネットへの入力ポートまたは出力ポートの次元をオーバーライドしたり,NetEncoderまたはNetDecoderに追加したりこれらを変更したりすることができる.
  • NetModel[name,prop]内の使用可能な特性
  • "ByteCount"評価ネットワークのサイズ(単位:バイト)
    "ConstructionNotebook"明示的なネット構造を含むノートブック
    "EvaluationFunction"評価に使用する完全関数
    "EvaluationNet"評価に適した訓練済みのネット
    "InputDomains"ネットへの入力の領域
    "SourceMetadata"ネットの原点についての情報
    "TaskType"ネットが行う学習タスクのカテゴリ
    "TrainingNet"訓練に使われる,初期化されていない構造
    "TrainingSetData"(可能な場合は)使用された訓練集合を含むデータリソース
    "TrainingSetInformation"ネットの訓練に使われた訓練集合についての情報
    "UninitializedEvaluationNet"訓練前の評価ネット
  • 次は,パラメータ化されたモデルについての追加的な特性である.
  • "DefaultVariant"パラメータが指定されていない場合に得られるバリアント
    "ParameterNames"パラメータ名のリスト
    "ParametersAllowedValues"パラメータ名を許容される設定にマップする連想a
    "ParametersInformation"パラメータについての情報のデータ集合
    "Variants"族内のバリアントのリスト
  • "SourceMetadata"は,キーが"Creator""Date""Rights""Source"等を含むDublin Coreメタデータ標準からの特性の部分集合に基づく連想からなる.
  • "EvaluationFunction"の実質的なデフォルト値はNetModel[,"EvaluationNet"]である.
  • NetModelは,リソースをダウンロードすることがある.ダウンロードされたリソースは$LocalBaseのローカルなオブジェクトストアに保存される.保存されたリソースは,LocalObjects[]でリストし,ResourceRemoveで削除することができる.
  • NetModel[][data,opts]は,ネットを data に適用するためにオプションを使うように指定する.次は,使用可能なオプションである.
  • BatchSizeAutomatic入力リストについて,一度に評価する入力の数
    NetEvaluationMode"Test"評価を行う際に使用するモード
    TargetDevice"CPU"そこで評価を行うターゲットデバイス
    WorkingPrecision"Real32"ネットの評価に使う数値精度
  • 次は,WorkingPrecisionの可能な設定である.
  • "Real32"単精度実数を使う(32-bit)
    "Real64"倍精度実数を使う(64-bit)
    "Mixed"ある種の操作に半精度実数を使う
  • WorkingPrecision->"Mixed"TargetDevice->"GPU"についてしかサポートされていない.これを使うと,デバイスによってはパフォーマンスが劇的に向上する.
  • 出力がNumericArrayのとき,その数の型はWorkingPrecisionから導かれる.
  • NetEvaluationMode->"Training"の設定のとき,DropoutLayerのような層は通常の評価ではなく訓練での動作になる.
  • Information[NetModel[]]はネットワークについの報告をする.
  • Information[NetModel[],prop]は,NetModel[]の特性 prop の値を与える.使用可能な特性NetGraphのそれと同じである.

例題

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  (2)

特定のニューラルネットの訓練されたバージョンを得る:

訓練されたネットを入力集合に適用する:

単一の入力に対するクラス確率を作成する:

パラメータ化された族の成員を得る:

スコープ  (9)

初期化されていないネットワークを得る:

モデルの既存のNetEncoderのパラメータを変更する:

ネットの特定の特性を得る:

パラメータ化された族のデフォルトバリアント形を得る:

デフォルトバリアントの設定を得る:

パラメータ化された族の指定された成員を得る:

パラメータとその使用可能な値についての情報を得る:

すべてのパラメータについての明示的な設定を連想として得る:

指定と互換な族の使用可能な全バリアントのリストを得る:

使用可能な全モデルのリストを得る:

Informationラッパーを使ってモデルについての報告を得る:

特定の特性を抽出する:

特性のリストを抽出する:

使用可能なInformation特性のリストを得る:

特性と関係  (2)

NetModelが指定したモデルは,ResourceObjectおよびResourceDataを介しても使うことができる:

ダウンロードされたモデルのリストを得る:

ダウンロードされた特定のモデルを取り除く:

Wolfram Research (2017), NetModel, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/NetModel.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2017), NetModel, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/NetModel.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2017. "NetModel." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/NetModel.html.

APA

Wolfram Language. (2017). NetModel. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/NetModel.html

BibTeX

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BibLaTeX

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