ProductDistribution

ProductDistribution[dist1,dist2,]

独立した成分分布 dist1, dist2, の結合分布を表す.

詳細

  • ProductDistribution[dist1,dist2,]の確率密度は で与えられる.ただし,dist1の確率密度,dist2の確率密度(以下同様)である.
  • {disti,n}という表記は distin 回繰り返されることを表す.
  • 分布 disti は一変量分布,多変量分布,連続分布,離散分布の任意の結合でよい.
  • ProductDistributionは,MeanCDFRandomVariate等の関数とともに使うことができる.

予備知識

例題

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  (3)

独立正規確率変数について二次元分布を定義する:

独立同分布成分について二次元分布を定義する:

連続成分と離散成分を含む多変量分布を定義する:

スコープ  (26)

基本的な用法  (7)

2つの独立連続分布の積を定義する:

確率密度関数は成分の確率密度関数の積である:

離散分布の積:

確率密度関数は成分の確率密度関数の積である:

3つの成分が繰り返される積分布を定義する:

四次元積分布の確率密度関数:

連続成分と離散成分両方を含む積分布:

分布からサンプルを無作為抽出する:

ランダムサンプルを使って成分の分布母数を推定する:

成分の繰り返しが少ない一般的な積分布を定義する:

ランダムサンプルと比較する:

多変量連続分布の積:

確率密度関数:

確率密度関数を積分したものが1であることを確かめる:

多変量離散分布の積:

分布の分散を計算する:

ランダムサンプルを使って得た値と比較する:

パラメトリック分布  (6)

独立成分を持つ二変量正規分布を作成する:

確率密度関数:

BinormalDistributionと比較する:

二次元ラプラス(Laplace)分布を定義する:

確率密度関数:

平均と分散:

独立PoissonDistributionの積分布を定義する:

確率密度関数:

共分散:

MultivariatePoissonDistributionには独立成分はない:

仮定:

2つの独立StudentTDistributionの例の積分布を作る:

ランダムサンプルを生成する:

MultivariateTDistributionをフィットする:

適合度検定:

記号母数で特性を計算する:

分布関数:

特殊モーメント:

記号次数の閉形式のモーメント:

他のモーメントも数値的に求めることができる:

母関数:

MultinormalDistributionの周辺分布を求める:

周辺分布の積分布を求める:

の確率密度関数:

は対角共分散行列を持つMultinormalDistributionである:

ノンパラメトリック分布  (3)

SmoothKernelDistributionの積分布を定義する:

もとの分布の積分布と比較する:

からサンプルを作り,このサンプルのSmoothKernelDistributionを定義する:

3つの分布すべてを比較する:

EmpiricalDistributionの積分布を定義する:

確率密度関数と累積分布関数をプロットする:

HistogramDistributionで積分布を定義する:

確率密度関数:

派生分布  (10)

CensoredDistributionに従う積分布を定義する:

MarginalDistributionProductDistributionの成分を選ぶ:

周辺分布から積分布を構築する:

確率密度関数:

これは相関のない二変量正規分布と同じである:

積分布の成分は独立していると考えられるので, が0ではない場合はもとの分布を復元することができない:

MixtureDistributionから積分布を作る:

確率密度関数:

平均と分散:

最大と最小のOrderDistributionの積分布を求める:

確率密度関数:

固定された について密度関数をプロットする:

ParameterMixtureDistributionの積分布を定義する:

積分布はTransformedDistributionの入力として使われる:

TransformedDistributionの積分布を求める:

確率密度関数:

TruncatedDistributionの積分布を求める:

分散は切断区間に依存する:

確率密度関数を切断されていない分布の積と比較する:

TruncatedDistributionの積分布を求める:

確率密度関数を2つのポアソン分布の積分布と比較する:

切断は歪度の方向と値に影響する:

QuantityDistributionの積を評価するとQuantityDistributionになる:

モーメントを求める:

分布をキログラム単位に変換する:

アプリケーション  (8)

二変量正規分布から相関性のないサンプルを生成する:

もとの分布は相関していないが,サンプルは若干の相関性を有する:

データから分布を推定する:

推定分布はサンプルと同じような相関を示す:

周辺分布を推定することで独立推定を強制する:

積分布を作成する:

結果の分布には相関性が見られない:

2人の人間が特定の場所で午後5時から5時半までの間に会おうとしている.各人が,相手とは無関係に,この時間区間内に一様分布に従う時刻に到着し5分間相手を待つとして,2人が会う確率を求める:

事象が重なる範囲を示す:

2個の六面のサイコロが互いに独立で投げられる.和の密度を求める:

3個のサイコロが互いに独立で投げられた場合の和の密度を求める:

1辺が14の正方形中で,半径7の円の外に値がある確率を求める:

標準正規分布からサイズ100のランダムなサンプルを生成する:

平均のサンプル分布はNormalDistribution[0,1/10]で与えられる:

一枚1ドルで10枚の券を発売する宝くじがある.各宝くじに当りは1枚しか含まれない.5ドルの元手で5種類の宝くじの券を1枚ずつ買った場合に当りくじが含まれる確率を求める:

当選確率は一種類の宝くじ券を5枚買った方が高くなる:

映画館でチケットを買うための待ち時間とポップコーンを買うための待ち時間は互いに無関係で,両方とも指数分布に従う.チケットを買うための平均待ち時間は10分でポップコーンを買うための平均待ち時間は5分である.チケットとポップコーンを買って席に着くまでの待ち時間が25分より短い場合の確率を求める:

確率を直接数値で求める:

円柱形のローラーベアリングを製造している工場がある.ベリングの直径は平均5cm,標準偏差0.01cmで正規分布に従う.ベアリングの長さは平均7cm,標準偏差0.01cmで正規分布に従う.長さと直径が独立して分布していると仮定して,長さまたは直径が平均から0.02cmより大きく外れている確率求める.

直径と長さの結合分布は以下で与えられる:

特性と関係  (7)

周辺分布は成分分布に単純に関連している:

一次元の周辺分布:

二次元の周辺分布:

積コピュラは積の分布を表す:

PDFは成分分布の確率密度関数の積である:

CDFは成分分布の累積分布関数の積である:

母関数は成分分布の母関数の積である:

平均ベクトルの成分は成分分布の平均である:

分散についても同様である:

共分散行列が対角行列であるとき,MultinormalDistributionは積の分布である:

おもしろい例題  (1)

三次元積分分布についての同等確率密度:

Wolfram Research (2010), ProductDistribution, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ProductDistribution.html (2016年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2010), ProductDistribution, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ProductDistribution.html (2016年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2010. "ProductDistribution." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/ProductDistribution.html.

APA

Wolfram Language. (2010). ProductDistribution. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ProductDistribution.html

BibTeX

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BibLaTeX

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