Tabular

Tabular[data]

行のリストを表す矩形のデータから表形式オブジェクトを作成する.

Tabular[data,{key1,key2,}]

keyiを表形式オブジェクトの列 i の名前として設定する.

詳細とオプション

  • Tabularは,データフレーム,表,あるいは構造化データとしても知られている.
  • Tabularは,一般に,各列が変数を,各行が測定値を表すデータを表すために使われる.通常は,データウィンドウのみが表示される.
  • 各列は,通数,日付,式のような型を持つ.データ項目は欠落していてもよい.
  • 次は,data の可能な形式である.
  • {row1,row2,}行のリストとしての行列 »
    {assoc1,assoc2,}共通のキーを持つ連想のリスト »
    SparseArray[],QuantityArray[],特殊行列表現 »
    Dataset[]矩形データ集合 »
  • ToTabularを使って式のより多くの型をTabularに変換したり変換方法を詳細に制御したりすることができる.
  • Tabular[data,schm]は表形式 data のスキーマを設定したり変更したりする.ここで,schmTabularSchemaオブジェクトあるいは連想<|"prop1"val1,|>として与えられる.
  • SQLをバックエンドに持つ表形式オブジェクトは,Tabular[spec]spec に以下の形式を使って構築できる.
  • RelationalDatabase[]単一の表を含むリレーショナルデータベースオブジェクト
    RelationalDatabase[]"table"リレーショナルデータベースから表を選ぶ
    <|"RelationalDatabase"RelationalDatabase[],"Query""table"|>データベースからの表の拡張指定
  • Tabularは,Missing[]NullInfinityのような欠落値あるいは例外的な値も認識して操作できる.
  • データ要素は,PartSelect等を使って抽出できる.
  • Tabularは,FromTabularあるいはNormalを使って他の形式に変換できる.
  • Tabularは,TransformColumnsAggregateRowsのような変換関数に使うことができる.

例題

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  (5)

行列からTabularオブジェクトを作成する:

列のキーを指定して,行列からTabularオブジェクトを作成する:

共通のキーを持つ連想のリストからTabularオブジェクトを作成する:

列のリストからTabularオブジェクトを作成する:

DatasetからTabularオブジェクトを作成する:

スコープ  (28)

表形式オブジェクトの作成  (12)

行のリストからTabularオブジェクトを構築する:

列名を指定して,行列からTabularオブジェクトを構築する:

連想のリストからTabularオブジェクトを構築する:

ExtendedKeyキーを持つ連想のリストからTabularオブジェクトを構築する:

QuantityArrayからTabularオブジェクトを作る:

列指向のリストデータからのTabularオブジェクトにはTransposeが必要である:

代りにToTabularを使う:

DatasetTabularオブジェクトに変換する:

Tabularを変換するとデータ集合の構造が平坦化される:

"CSV"Importを使って自動的にTabularオブジェクトを取得する:

"TSV"ファイルをインポートする:

各列の型を指定して,数のTabularオブジェクトを構築する:

保存された型をチェックする:

異なる型の列を混ぜる:

保存された型をチェックする:

サイズの集合を取る:

Tabularは,デフォルトで,これらを文字列として格納する:

内部的に各サイズの値を単一のコピーとして格納する"CategoricalOrdered"型に変換する:

行が実体で列が実体の特性であるTabularオブジェクトを表示する:

データの抽出  (9)

単一の要素を抽出する:

単一の要素を持つTabularオブジェクトを抽出する:

行を抽出する:

列を抽出する:

列のキーを使って列を抽出する:

キー列があるTabularオブジェクトの行を抽出する:

いくつかのキー列があるTabularオブジェクトから1行抽出する:

Tabularオブジェクトから複数の列を抽出する:

2列を抽出し,その順序を入れ替える:

列のキーを使って複数の列を抽出する:

条件を使って行を選択する:

"SepalLength"が6以上のすべての行を抽出する:

列の型を使って列を選択する:

数値型の列を選択する:

データクリーニング  (4)

国データのTabularオブジェクトを取る:

人口の降順でソートする:

面積が最も狭い国を求める:

列を削除する:

列を挿入する:

列の名前を変える:

データの変換  (3)

新たな列を構築する:

最後の列を新しい列のままにする:

既存の列を変換する:

ヨーロッパ諸国の人口と面積:

人口密度を計算する:

アプリケーション  (2)

Tabularオブジェクトを使って列データを別々の列のヘディングで表示する:

配列データと"ColumnHeadings"特性を使ってTabularオブジェクトを作成する:

花びらの長さを萼の長さの関数としてプロットする:

相関係数を求める:

種に応じた花の測定値の平均を計算する:

Tabular形式の"DuneBooks"についての情報:

特性と関係  (3)

TabularQを使ってTabularオブジェクトが有効かどうかを調べる:

Tabularオブジェクトの列はTabularColumnオブジェクトとして与えられる:

第1列:

第2列:

Tabularオブジェクトの行はTabularRowオブジェクトとして与えられる:

第1行:

第2行:

考えられる問題  (3)

Tabular入力データは,少なくとも二次元でなければならない:

単一の行を作成する:

単一の列を作成する:

第2レベルが不揃いなのは許容されない:

配列の最初の2レベルは矩形でなければならない:

充填することもできる:

Tabularオブジェクトは繰返される列キーを持つことはできない.これを持たせるとPart抽出によって重複されたものが削除される:

Part抽出をマップして重複列を生成する:

列キーがないあるいは異なる列キーを持つTabularオブジェクトを作成する:

Wolfram Research (2025), Tabular, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Tabular.html.

テキスト

Wolfram Research (2025), Tabular, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Tabular.html.

CMS

Wolfram Language. 2025. "Tabular." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Tabular.html.

APA

Wolfram Language. (2025). Tabular. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Tabular.html

BibTeX

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BibLaTeX

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