TimeSeriesAggregate
TimeSeriesAggregate[tseries,dt]
重なり合ない幅 dt の窓上で,tseries の平均値を計算する.
TimeSeriesAggregate[tseries,dt,f]
関数 f を,重なり合ない幅 dt の窓中の tseries の値に適用する.
詳細
- TimeSeriesAggregateは,年平均あるいは月の合計のような集約統計を計算するために,時系列解析にしばしば用いられる.
- TimeSeriesAggregateは,時系列 tseries を,等幅(dt)の左が閉じて右が開いた不連続な窓に分割し,関数 f を各区間の値に適用する.
- ある区間に値がない場合,その区間は無視される.
- 時系列 tseries は,値のリスト{x1,x2,…},時点と値のペアのリスト{{t1,x1},{t2,x2},…},TimeSeries,EventSeries,TemporalDataのいずれかでよい.
- 窓の幅 dt は,正の数,Quantity,あるいは日付の増分として与えることができる.
- 窓指定{dt,align}を使って,各窓内の新たな時点の揃え方を決めることができる.
- 窓の揃え方 align の設定値には,Left,Center(デフォルト),Rightがある.
- TimeSeriesAggregateは,複数経路のTemporalDataについては,経路ごとに縫い込まれる.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (20)
データの型 (8)
関数 f を使って,4つずつのブロックにしたベクトルを合計する:
TimeSeriesの幅10の区間について,最大値を計算する:
TemporalDataについて,幅10の中央値を計算する:
EventSeriesについて,幅5の合計を計算する:
窓の幅 (5)
Quantityを使って窓の幅を指定する:
アプリケーション (2)
テキスト
Wolfram Research (2014), TimeSeriesAggregate, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TimeSeriesAggregate.html (2017年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "TimeSeriesAggregate." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/TimeSeriesAggregate.html.
APA
Wolfram Language. (2014). TimeSeriesAggregate. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TimeSeriesAggregate.html