ArcSin
ArcSin[z]
複素数 の逆正弦を与える.
予備知識
- ArcSinは逆正弦関数である.ArcSin[x]は,実数 について, となるようなのラジアン角を表す.
- ArcSinは自動的にリストに縫い込まれる.特別な引数の場合,ArcSinは自動的に厳密値を計算する.厳密な数式が引数として与えられると,ArcSinは任意の数値精度に評価できることがある.ArcSinを含む記号式の操作に便利なその他の演算には,FunctionExpand,TrigToExp,TrigExpand,Simplify,FullSimplifyがある.
- ArcSinは,複素引数 について,によって定義される.ArcSin[z]は複素 平面上で不連続な分枝切断線を持つ.
- 関連する数学関数には,Sin,ArcCos,InverseHaversine,ArcSinhがある.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (6)
スコープ (42)
数値評価 (6)
ArcSinは,複素数を入力として取ることができる:
ArcSinを高精度で効率よく評価する:
MatrixFunctionを使って行列のArcSin関数を計算することもできる:
IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:
Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:
可視化 (3)
関数の特性 (11)
級数展開 (4)
関数表現 (5)
アプリケーション (6)
特性と関係 (9)
PowerExpandを使ってArcSinの多価性を無視する:
TrigToExpを使って対数と平方根で表す:
以下はArcSin関数の分枝切断線を示す:
ArcSinは角度をラジアンで与えるのに対し,ArcSinDegreesは同じ角度を度で与える:
ArcSinはさまざまな数学関数の特殊ケースである:
考えられる問題 (4)
おもしろい例題 (3)
テキスト
Wolfram Research (1988), ArcSin, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcSin.html (2021年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "ArcSin." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcSin.html.
APA
Wolfram Language. (1988). ArcSin. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcSin.html