AudioBlockMap

AudioBlockMap[f,audio,dur]

audio の重なり合ない長さ dur のパーティションに f を 適用する.

AudioBlockMap[f,audio,{dur,offset}]

audio のオフセット offset のパーティションに f を 適用する.

AudioBlockMap[f,audio,{dur,offset,wfun}]

audio のパーティションに wfun を適用した後に f を適用する.

詳細とオプション

  • AudioBlockMap[f,audio,]は,値が faudio のパーティションに適用した結果であるTimeSeriesを返す.時点は対応するパーティションの中心である.
  • 関数 f は,名前付きの引数を使ってさまざまな形式のパーティションデータに作用する.
  • #AudioData または #1各パーティションの生の音声データ(デフォルト)
    #FourierData各パーティションのフーリエ変換
    #MagnitudeSpectrumフーリエ変換の大きさ
    #PowerSpectrum各パーティションのパワースペクトル
  • 時間変数 duroffset は秒単位のスカラー,時点,あるいはQuantityオブジェクトのサンプルとして与えることができる.
  • から まででサンプルされた窓関数,あるいはパーティションの長さにリサンプルされた値のリストを使って平滑化窓 wfun を指定することができる.デフォルトでは平滑化は行われない.これは,DirichletWindowに等しい.
  • 次は使用可能なオプションである.
  • Alignment Centerタイムスタンプとパーティションの揃え方
    FourierParameters{-1,1}フーリエパラメータ
    MetaInformationNone追加的なメタ情報を含む
    MissingDataMethodNone欠落値に使用するメソッド
    Padding Automatic充填スキーム
    PaddingSizeAutomatic充填量
    ResamplingMethod"Interpolation"パスのリサンプリングに使用するメソッド
  • 次は,Alignmentの可能な設定である.
  • Left各パーティションの始まりの時間を返す
    Center各パーティションの中心の時間を返す
    Right各パーティションの終りの時間を返す
    a-1(左)から1(右)までのスケールされた揃え方
  • 次は,Paddingの可能な設定である.
  • None充填は行わず,サンプル数の少ないパーティションを除去する
    0ゼロ(無音)充填
    val一定の値
    "Fixed"境界値の繰返し
    "Periodic"完全な音声の循環的繰り返し
    "Reflected"境界上の音声の鏡映
    "Reversed"完全な音声の反転

例題

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  (1)

音声オブジェクトのパーティションに関数を適用する:

結果を音声の波形とともにプロットする:

スコープ  (7)

関数指定  (5)

関数 fTimeSeriesがサポートする任意の値を返す:

各パーティションの最大値と最小値のペアを計算する:

関数 f は数値出力を返す必要はない:

この関数は,パーティション内の最大値に比例する色を返す:

結果を波形とともにプロットする:

関数 f はパーティションデータのフーリエ変換に使うことができる:

フーリエ変換の100番目の成分の位相を計算する:

結果を波形とともにプロットする:

関数 f はパーティションデータのマグニチュードスペクトルに使うことができる:

マグニチュードスペクトルの2番目に大きいピークの位置を求める:

結果を波形とともにプロットする:

関数 f はパーティションデータのパワースペクトルに使うことができる:

各パワースペクトルにローパスフィルタをかけて,結果を平滑化する:

平滑化したスペクトログラムをプロットする:

パーティション指定  (2)

0.05秒の重なり合ない部分の最大値を計算する:

結果を音声の波形とともにプロットする:

部分間に0.02秒重なりを使う:

結果を音声の波形とともにプロットする:

平滑化窓を使う:

結果を音声の波形とともにプロットする:

パーティションサイズとオフセットは,時間Quantity"Samples" Quantity,あるいは,秒単位の継続時間として解釈される数で指定することができる:

各パーティションに含めるサンプル数を指定する:

オプション  (2)

Alignment  (1)

結果のTimeSeriesのタイムスタンプは,デフォルトで,各パーティションの中央に置かれる:

中央揃えはAlignment->0と同じである:

Alignment->Rightを使って計算された特性を各パーティションの末尾に返す:

カスタムの揃え方を使う:

Padding  (1)

デフォルトで,不完全なパーティションは右側を0で充填される:

別の充填スキームを指定する:

Padding->Noneを使って不完全なパーティションを計算から削除する:

アプリケーション  (3)

即時振幅をdB RMSで計算する:

即時振幅(dB RMS)のヒストグラムを可視化する:

分布を推定する:

結果の分布を使って分布関数の可視化を含む分析を行う:

音声圧縮器を作る:

閾値を0.02にして信号のRMS振幅を計算する:

信号の動的範囲を圧縮する:

音声振幅を可視化する:

特性と関係  (1)

AudioBlockMapを使うと多くのAudioLocalMeasurements特性が計算できる:

インタラクティブな例題  (1)

信号の振幅を動的に可視化する:

0が緑で1が赤の色関数を定義する:

色のリストと半径が振幅に比例する円板を計算する:

結果をアニメーションにする:

重複を許してアニメーションにする:

おもしろい例題  (1)

パーティションの値を反転させて新たな音声オブジェクトを作る:

Wolfram Research (2016), AudioBlockMap, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioBlockMap.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2016), AudioBlockMap, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioBlockMap.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2016. "AudioBlockMap." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioBlockMap.html.

APA

Wolfram Language. (2016). AudioBlockMap. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioBlockMap.html

BibTeX

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BibLaTeX

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