FunctionPoles
FunctionPoles[f,x]
変数 x を持つ有理型関数 f の極を求める.
FunctionPoles[{f,cons},x]
x が制約条件 cons で制限されている際の f の極を与える.
詳細とオプション
- 関数の極は極特異点としても知られている.
- 関数の極は,複素解析における関数の留数の計算やベキ級数の収束半径の計算にしばしば使われる.
- 関数 は,の形の級数表現を持つのであれば, に多重度 の極特異点を持つ.関数が極特異点しか持たないなら,その関数は有理型である.
- FunctionPolesは{pole,multiplicity}ペアのリストを返す.
- 関数 f は制約条件 cons を満足する x について有理型でなければならない.
- cons は,等式,不等式,これらの論理結合を含むことができる.
- 次は,使用可能なオプションである.
-
Assumptions $Assumptions パラメータについての仮定 GeneratedParameters C 生成されたパラメータの命名方法 PerformanceGoal $PerformanceGoal スピードと品質のどちらを優先するか - FunctionPolesが多重度の特定に失敗した場合は,返された極の中に多重度がIndeterminateのものがあるかもしれない.
例題
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オプション (3)
GeneratedParameters (1)
FunctionPolesは,解を表すために新たなパラメータを導入することがある:
GeneratedParametersを使ってパラメータの命名方法を制御する:
PerformanceGoal (1)
PerformanceGoal"Speed"とすると多重度の計算にかける時間が制限される:
アプリケーション (3)
FunctionSingularitiesは極と加除特異点の場所を与える:
特性と関係 (4)
Limitを使って極限を計算する:
多重度 の極における関数のベキ級数の最初の項の指数は である:
Seriesを使って級数を計算する:
Residueを使って指数がの級数項における係数を求める:
FunctionSingularitiesを使ってすべての特異点によって満足される条件を求める:
SolveValuesを使って特異点を求める:
FunctionPolesを使って関数の極を求める:
Residueを使って極における留数を求める:
ResidueSumはすべての極における留数の和を与える:
考えられる問題 (2)
テキスト
Wolfram Research (2021), FunctionPoles, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FunctionPoles.html.
CMS
Wolfram Language. 2021. "FunctionPoles." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/FunctionPoles.html.
APA
Wolfram Language. (2021). FunctionPoles. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FunctionPoles.html