IndefiniteMatrixQ
例題
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基本的な用法 (6)
特殊行列 (4)
オプション (1)
Tolerance (1)
アプリケーション (16)
半正定値行列の幾何と代数 (6)
のプロットは正負両方の値を持つ鞍の形をした双曲線放物面である:
実数については, 不定値行列のレベル集合は -双曲面である:
この2つのタイプの双曲面は における漸近的二重円錐によって分離される:
三次元では,これらは双曲面上で円柱に縮退される可能性がある:
実数値行列 が不定値行列かどうかを決定するのは対称部分のみである. を対称, を反対称として を書く:
なので は が以下のときかつそのときに限り不定値行列である:
複素行列 が不定値行列かどうかを決めるのはエルミート部分のみである. をエルミート部分, を反エルミート部分として を書く:
同様に は反エルミート部分なので つまり は純粋に虚である:
したがって, なので は が以下のときかつそのときに限り不定値行列である:
定義により,が正負両方の値に達するなら行列 は不定値行列である:
不定値行列の起源 (6)
FourierMatrix[k]は のとき不定値行列である:
ToeplitzMatrix[k]は のとき不定値行列である:
CrossMatrix[k]を含む多くのフィルタカーネル行列は不定値行列である:
DiamondMatrix[k]:
のときのDiskMatrix[k]:
DiskMatrix[1]は半正定値行列である:
ランダムに生成された行列は不定値行列となる傾向がある.行列が不定値行列となる確率は行列の次元が大きくなるにつれて急速に大きくなる.次の入力は, 行列(から) が不定値行列になる確率を推定する.まず,成分が区間から独立で一様に取り出される行列である:
GaussianOrthogonalMatrixDistributionから取り出される行列:
GaussianUnitaryMatrixDistributionから取り出される行列:
CircularRealMatrixDistributionから取り出される行列:
不定値行列を使う (4)
二次微分テストは,関数の臨界点を,ヘッセ行列が正定値行列のときは極小値,ヘッセ行列が負定値行列のときは極大値,ヘッセ行列が不定値行列のときは鞍点として分類する(このテストはヘッセ行列がこれらのどのタイプでもない場合は失敗する).2変数関数の臨界点を求める:
この関数を可視化する.赤と青の点は極小値で緑の点は鞍点である:
この関数は,臨界点のうち任意の3点が線形依存しているので,これらはすべて単一の平面上にある:
極小値を緑,非極小値の臨界点を赤にして,この関数を可視化する:
三次元回転行列の約半分は不定値行列である.このことは,回転軸と平行なベクトルは回転によって変化せず,軸に垂直なベクトルはよりも回転されることから理解できる.前者については ,後者については である.まず,のランダムな回転行列を生成する:
ランダムに選択した1つの不定値行列のシューア(Schur)分解を計算する:
標準的な単位ベクトル上の の動作では,片方は変化せずもう片方はよりも回転される:
時空つまり擬リーマン計量は,何らかの三次元部分空間に限定された場合は正定値行列になる不可逆な実対称不定値行列である.これは,関連する二次形式を介して時空における事象間の二乗距離の概念を与える.標準計量あるいはMinkowski計量が時空計量であることを示す:
の2番目から4番目の標準基底要素への制限は正定値行列である:
事象 は正の二乗距離によって原点から隔てられているが,これは空間的な分離として知られるものである:
したがって,これらの事象はある参照フレームで同時に発生し,そのフレームにおける距離は次のようになる:
事象 は原点から負の二乗距離によって隔てられているが,これも空間的な分離として知られるものである:
特性と関係 (9)
IndefiniteMatrixQ[x]は行列ではない x に対しては自明にFalseを返す:
これは が両方の符号に達することを必ずしも意味しない点に注意のこと:
実行列 はその対称部分が不定値行列のときかつそのときに限り不定値行列である:
一般に,行列 はそのエルミート部分が不定値行列のときかつそのときに限り不定値行列である:
実対称行列は正負両方の固有値を持つときかつそのときに限り不定値行列である:
一般的な行列は,両方の符号の固有値を持たなければ不定値行列ではない:
両方の固有値が正であるが,二次形式を負にする非固有ベクトルがある:
対角行列は対角要素に正負両方の実部があるときかつそのときに限り不定値行列である:
スペクトル定理により, はJordanDecompositionを使ってユニタリ対角化可能である:
考えられる問題 (1)
IndefiniteMatrixQは,記号行列が不定行列であると証明できなければFalseを与える:
EigenvaluesとReduceを組み合せるとより正確な結果が得られる:
テキスト
Wolfram Research (2014), IndefiniteMatrixQ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/IndefiniteMatrixQ.html.
CMS
Wolfram Language. 2014. "IndefiniteMatrixQ." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/IndefiniteMatrixQ.html.
APA
Wolfram Language. (2014). IndefiniteMatrixQ. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/IndefiniteMatrixQ.html