PowerSpectralDensity

PowerSpectralDensity[data,ω]

data のパワースペクトル密度を推定する.

PowerSpectralDensity[data,ω,sspec]

data のパワースペクトル密度を平滑化指定 sspec で推定する.

PowerSpectralDensity[tproc,ω]

時系列過程 tproc のパワースペクトル密度を表す.

詳細とオプション

  • PowerSpectralDensityはエネルギースペクトル密度としても知られている.
  • PowerSpectralDensity[tproc,ω]は弱定常時系列過程について として定義される.ただし,CovarianceFunction[proc,i]を意味する.
  • 次の平滑化指定 sspec を与えることができる.
  • c切捨てとして c を使う
    w窓関数 w を使う
    {c,w}切捨てと窓関数の両方を使う
  • 窓関数 w および正の整数 c について,PowerSpectralDensity[data,ω,{c,w}]として計算される.ただし,CovarianceFunction[data,i]として定義される.
  • デフォルトで,切捨て cになるように選ばれる.ただし,data の長さであり窓関数はDirichletWindowである.
  • HammingWindowParzenWindow等の一般的な窓を含む窓関数 は,TemplateBox[{x}, Abs]>1/2について TemplateBox[{{w, (, x, )}}, Abs]<=1の偶関数である.
  • 窓関数は値のリスト{w1,}として与えることができる.ただし,であり,ベクトルの場合には対称的に適用される.
  • PowerSpectralDensityFourierParametersオプションを取る.次はFourierParametersのよく使われる設定である.
  • {1,1}デフォルト設定
    {-1,1}しばしば時系列に使われる
    {a,b}一般的な設定

例題

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  (3)

データのパワースペクトル密度を推定する:

一変量時系列のパワースペクトル密度を計算する:

自己回帰時系列のランダムサンプルについてのサンプルパワースペクトル密度:

切捨てを使ってパワースペクトル密度を計算する:

スコープ  (14)

経験的推定  (4)

一変量時系列についてのパワースペクトル密度を推定する:

ベクトル時系列についてのパワースペクトル密度:

各成分についてのパワースペクトル密度:

成分間の相互パワースペクトル密度:

経路の集合についてパワースペクトル密度を推定する:

経験的パワースペクトル密度関数と理論的なそれとを比較する:

平滑化  (5)

5での切捨てを使って平滑化された推定を得る:

平滑化されたスペクトルをもとのスペクトルと比較する:

NuttallWindowを使ってパワースペクトル密度を計算する:

平滑化されたスペクトルをもとのスペクトルと比較する:

純関数を使って窓を定義する:

平滑化されたスペクトルをもとのスペクトルと比較する:

指定された窓関数の値を使ってパワースペクトル密度を推定する:

明示的なTukeyWindowを持つパワースペクトル密度と比較する:

平滑化されたスペクトルをもとのスペクトルと比較する:

与えられた切捨てと窓関数でパワースペクトル密度を計算する:

平滑化されたスペクトルをもとのスペクトルと比較する:

ランダム過程  (5)

ARProcessについてのパワースペクトル密度:

ベクトルARProcess

相互スペクトル密度:

MAProcessについてのパワースペクトル密度:

ベクトルMAProcess

相互スペクトル密度:

ARProcessについてのパワースペクト密度:

ベクトルARMAProcess

相互スペクトル密度:

実数和分時系列のパワースペクトル密度:

ベクトルFARIMAProcess

相互スペクトル密度:

季節時系列のパワースペクトル密度:

ベクトルSARMAProcess

相互スペクトル密度:

オプション  (2)

FourierParametersのデフォルト値:

FourierParametersを変える:

これはスケールされたデフォルト値である:

アプリケーション  (1)

時系列過程の推定にパワースペクトル密度を使う:

平滑化窓を使う:

特性と関係  (11)

時系列のパワースペクトル密度はCovarianceFunctionを変換したものである:

FourierSequenceTransformを使う:

パワースペクトルと比較する:

ベクトル時系列について:

データのパワースペクトル密度は,サンプルCovarianceFunctionを変換したものである:

ListFourierSequenceTransformを適用する:

SamplePowerSpectralDensityと比較する:

ベクトル値時系列について:

ホワイトノイズのパワースペクトル:

MAProcessの特殊ケースと比較する:

積分して分散を求める:

時系列の分散と比較する:

積分してサンプル二次モーメントを求める:

サンプル二次モーメントと比較する:

調和振動数のパワースペクトル密度はPeriodogramArrayに関連している:

PeriodogramArrayと比較する:

零の振動数について:

非零の振動数について:

ベクトルデータについてのパワースペクトル密度の対角要素:

各データ成分について一変量パワースペクトル密度と比較する:

ベクトル過程のパワースペトル密度は0について共役対称である:

一変量過程のパワースペクトル密度は0について対称である:

ベクトル過程のパワースペクトル密度はエルミート行列である:

また,非負の正定値行列である:

サンプル相互スペクトル密度の大きさは成分ごとに与えられる:

サンプルパワースペクトル密度の行列式は,0に等しく一定である:

TransferFunctionModelを使い,時系列のPowerSpectralDensityを計算する:

伝達関数を定義する:

スペクトル密度を計算する:

確かめる:

おもしろい例題  (1)

2つのパワースペクトル密度の積を3Dでプロットする:

Wolfram Research (2012), PowerSpectralDensity, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PowerSpectralDensity.html.

テキスト

Wolfram Research (2012), PowerSpectralDensity, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PowerSpectralDensity.html.

CMS

Wolfram Language. 2012. "PowerSpectralDensity." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PowerSpectralDensity.html.

APA

Wolfram Language. (2012). PowerSpectralDensity. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PowerSpectralDensity.html

BibTeX

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BibLaTeX

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