RealSign

RealSign[x]

x が負か0か正かによって,-10あるいは1を与える.

詳細

  • RealSignはsgnあるいはsignumとしても知られている.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • RealSign[x]Piecewise[{{-1,x<0},{1,x>0}}]に等しい.
  • RealSignは区分定数で,原点以外のあらゆるところで微分することができる.
  • RealSignは,記号式の符号を決定するためにさまざまな変換を試す.
  • 厳密な数量については,RealSignは内部的に数値近似を使って結果を出す.このプロセスは大域変数$MaxExtraPrecisionの設定に影響されることがある.
  • RealSignは自動的にリストに縫い込まれる. »
  • RealSignIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

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  (4)

正の数:

負の数:

実数の部分集合上でRealSignをプロットする:

RealSignの微分:

不定積分:

スコープ  (28)

数値評価  (5)

数値的に評価する:

RealSignは,虚数については未評価のままになる:

RealSignは常に無限精度の結果を返す:

自動縫込みを使って配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のRealSign関数を計算することもできる:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:

特定の値  (5)

固定点におけるRealSignの値:

ゼロにおける値:

無限大における値:

記号的に評価する:

TemplateBox[{x}, RealSign]=0となるような の値を求める:

結果を可視化する:

可視化  (3)

TemplateBox[{{1, +, x}}, RealSign]をプロットする:

RealSignを第1引数に沿ってプロットする:

RealSignを三次元でプロットする:

関数の特性  (10)

RealSignは実数の入力についてしか定義されない:

RealSign関数の値域:

RealSignは奇関数である:

RealSignは解析関数ではない:

特異点と不連続点の両方を持つ:

RealSignは非減少である:

RealSignは単射ではない:

RealSignは全射ではない:

RealSignは非負でも非正でもない:

RealSignは凸でも凹でもない:

TraditionalFormによる表示:

微分と積分  (5)

についての一次導関数:

導関数の定義を使って同等の式を得る:

複素変数の関数Signは微分できない:

そのより高次の導関数はその一次導関数と同じである:

Integrateを使って不定積分を計算する:

定積分:

その他の積分例:

アプリケーション  (6)

RealSignを含む微分方程式を解く:

RealSignのフーリエ(Fourier)余弦級数を計算する:

RealSignを含む方程式を解く:

RealSignを含む不等式を証明する:

RealSignを含む式を簡約する:

Rademacher関数を定義する:

(垂直にシフトされた)Rademacher関数をプロットする:

単位区間の直交性をチェックする:

特性と関係  (9)

RealSign は実数についてしか定義されない:

Signは複素数について定義される:

RealSignは微分可能な関数である:

Signは微分可能ではない:

RealSignは積分可能な関数である:

Signは実数引数についてのみ積分可能である:

RealSignはベキ等元である:

FullSimplifyを使ってRealSignを含む式を簡約する:

定積分:

積分変換:

Piecewiseに変換する:

ネストをほどく:

考えられる問題  (4)

純粋に実数の引数については,RealSignは厳密な答を返す:

RealSignは,数値引数について未評価に置かれることがある:

Simplifyを使って式の符号を得る:

RealSignの機械精度数値評価は誤った結果を与えることがある:

任意精度で評価すると正しい結果が返される:

$MaxExtraPrecisionの設定をより大きくすることが必要かもしれない:

RealSignを行列に適用しても行列の符号関数は与えられない:

おもしろい例題  (3)

3符号関数の対称積で反復たたみ込み積分を作る:

一般化されたフーリエ級数を使ってRealSignを近似する:

RealSignの有理近似を計算する:

Wolfram Research (2017), RealSign, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RealSign.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2017), RealSign, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RealSign.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2017. "RealSign." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/RealSign.html.

APA

Wolfram Language. (2017). RealSign. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RealSign.html

BibTeX

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BibLaTeX

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