SpectrogramArray

SpectrogramArray[list]

list のスペクトログラムデータを返す.

SpectrogramArray[list,n]

長さ n のパーティションを使う.

SpectrogramArray[list,n,d]

オフセット d のパーティションを使う.

SpectrogramArray[list,n,d,wfun]

各パーティションに平滑化窓 wfun を適用する.

SpectrogramArray[list,n,d,wfun,m]

変換の計算前にパーティションをゼロで長さ m まで充填する.

SpectrogramArray[audio,]

audio のスペクトログラムデータを返す.

SpectrogramArray[video]

video の最初の音声トラックのスペクトログラムデータを返す.

詳細とオプション

  • SpectrogramArray[list]は,短時間フーリエ変換(STFT)としても知られる list のパーティションの離散フーリエ変換(DFT)を返す.
  • Spectrogramを使ってスペクトログラムをプロットする.
  • SpectrogramArray[list]は,長さ のパーティションとオフセット を使う.ただし,Length[list]である.
  • パーティションの長さ n とオフセット d は,(サンプル数として解釈される)整数として,あるいは時あるいは数量として表すことができる.
  • 必要であれば,すべてのパーティションが同じ長さになるように右側に固定充填が使われる.
  • SpectrogramArray[list,n,d,wfun]では,からの範囲でサンプルされる窓関数あるいは長さ n のリストを使って平滑化窓 wfun を指定することができる.デフォルトの窓は事実上平滑化は行わないDirichletWindowである.
  • SpectrogramArrayは数値リストやAudioSoundの両オブジェクトに使うことができる.
  • 多チャンネルのサウンドオブジェクトの場合は,全チャンネルの合計についてスペクトログラムが計算される.
  • SpectrogramArrayにはFourierParametersオプションを使うことができる.デフォルト設定はFourierParameters->{1,-1}である.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

正弦波の短時間フーリエ変換:

音声信号の短時間フーリエ変換:

結果をプロットする:

スコープ  (2)

パーティションが1つの振幅スペクトログラム:

SpectrogramArrayデータの振幅のプロット:

平滑化窓関数を適用する:

動画の音声トラックの短時間フーリエ変換:

結果をプロットする:

アプリケーション  (2)

音声オブジェクトの短時間エネルギー:

電話のキーパッドで押された番号を,スペクトログラムから特定する:

上記の7と3から音を作る:

この音のスペクトログラム配列のマグニチュード:

ピークを求め,周波数を計算する:

特性と関係  (2)

リストのパーティションのフーリエはSpectrogramArrayに等しい:

重なり合ないパーティションのスペクトログラムの逆を計算する:

Wolfram Research (2012), SpectrogramArray, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SpectrogramArray.html (2024年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2012), SpectrogramArray, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SpectrogramArray.html (2024年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2012. "SpectrogramArray." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/SpectrogramArray.html.

APA

Wolfram Language. (2012). SpectrogramArray. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SpectrogramArray.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_spectrogramarray, author="Wolfram Research", title="{SpectrogramArray}", year="2024", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/SpectrogramArray.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_spectrogramarray, organization={Wolfram Research}, title={SpectrogramArray}, year={2024}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/SpectrogramArray.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}