表形式処理の概要
表形式データは,二次元の表のように構造化されたデータであり,それぞれのデータの列は数や日付等,同じ型を持つ変数を表し,それぞれの行は列の変数すべての測定値を表す.表形式データは,リレーショナルデータベース,多次元データベース,スプレッドシート,表データ形式等に偏在するものである.表形式データは,洞察を得るために変換,可視化,モデル化することが容易にできる. Wolfram言語は,データソースへのアクセス,データのクリーニングから洞察を得るための変換,可視化,モデル化,およびアクションを取るために結果と交信することまで,表形式処理のための最新機能を提供する.
表形式オブジェクト »
Tabular — 列指向の型を持つ表形式データを表す
ToTabular ▪ FromTabular ▪ ColumnKeys ▪ ColumnTypes ▪ ...
表形式データソース »
DataConnectionObject — 認証,クエリ等を処理するデータストアへの接続
Import — 表形式のファイル形式のインポート
"CSV" ▪ "XLSX" ▪ "Parquet" ▪ "ArrowIPC" ▪ "SAS7BDAT" ▪ ...
表形式データのクリーニング »
TransformMissing — 欠損しているデータ要素を置き換える
TransformAnomalies ▪ RenameColumns ▪ CastColumns ▪ PivotToColumns ▪ ...
表形式の変換 »
TransformColumns — 既存の列から新しい列を計算する
AggregateRows ▪ PivotTable ▪ ConstructColumns ▪ ColumnwiseThread ▪ ...
表形式の可視化 »
ListPlot — データの散布図
Histogram ▪ BarChart ▪ SmoothHistogram ▪ ...
表形式モデリング »
Mean — 数,日付等の平均を求める
LinearModelFit — 線形回帰に基づく予測
Predict — 機械学習に基づく予測関数
Classify ▪ FindClusters ▪ FindDistribution ▪ ...
表形式の交信 »
CloudPublish — Wolfram Cloud上でノートブックとデータを共有する
NotebookTemplate — 自動レポート生成用のテンプレートノートブック
Export ▪ GenerateDocument ▪ Manipulate ▪ ...