ArcLength

ArcLength[reg]

一次元の領域 reg の長さを与える.

ArcLength[{x1,,xn},{t,tmin,tmax}]

デカルト座標 xit の関数である,パラメータ化された曲線の長さを与える.

ArcLength[{x1,,xn},{t,tmin,tmax},chart]

xiを指定された座標チャートの座標として解釈する.

詳細とオプション

  • ArcLengthは,長さあるいは曲線長としても知られている.
  • 一次元の領域を,1以上の任意の次元に埋め込むことができる.
  • デカルト座標における曲線 ArcLength である.
  • 一般的な座標チャートでは,パラメトリック曲線 ArcLength で与えられる.ただし, は測定基準である.
  • ArcLength[x,{t,tmin,tmax}]では,x がスカラーの場合は,ArcLengthはパラメトリック曲線{t,x}の長さを返す.
  • ArcLengthの第3引数の座標チャートは,CoordinateChartDataの第1引数と同じように,3つの成分{coordsys,metric,dim}で指定することができる.dim を省略した短縮形を使うこともできる.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • AccuracyGoalInfinity目標とする絶対確度の桁数
    Assumptions $Assumptionsパラメータについての仮定
    GenerateConditionsAutomaticパラメータについての条件を生成するかどうか
    PerformanceGoal$PerformanceGoalパフォーマンスのどの局面について最適化するか
    PrecisionGoalAutomatic目標とする精度の桁数
    WorkingPrecision Automatic内部計算に使用する精度
  • 積分の記号極限は,実数であり順序付けられているものとみなされる.記号座標チャートのパラメータは,CoordinateChartData"ParameterRangeAssumptions"特性によって与えられる範囲内であるとみなされる,
  • ArcLengthGeometricSceneの記号領域と一緒に使うことができる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

を繋ぐ線の長さ:

半径 の円の外周の長さ:

パラメータ化された単位円の円周:

円柱座標で表した,の螺線一巡の長さ:

スコープ  (16)

特別な領域  (3)

Line

線は任意の次元で使うことができる:

1DのSimplexのみが有意な弧長を有する:

これは,任意次元に埋め込むことができる:

Circle

数式定義領域  (2)

ImplicitRegionとして表された円の弧長:

楕円:

ParametricRegionとして表された円の弧長:

円の有理パラメータ化を使う:

メッシュ領域  (2)

MeshRegionの弧長:

3D:

1DでのBoundaryMeshRegionの弧長:

派生領域  (4)

円の円板と交差する部分:

Triangleと交差するCircleの弧長:

TransformedRegionの弧長:

RegionBoundaryの大きさ:

パラメトリック式  (5)

極座標における,有限長の無限曲線:

から までの放物線 の長さ:

測定基準,座標系,パラメータを指定する弧長:

より高次元のユークリッド空間における曲線の弧長:

ステレオ投影座標で表された2つの球の経線の長さ:

オプション  (3)

Assumptions  (1)

任意のパラメータ a によるカルジオイド(心臓形)の長さ:

a は正であるという仮定を加えると,答が簡約される:

WorkingPrecision  (2)

機械演算を使ってArcLengthを計算する:

場合によっては厳密な答が計算できないことがある:

30桁精度でArcLengthを求める:

アプリケーション  (8)

関数曲線の長さ:

同様に:

結び目の長さを計算する:

木星軌道の長さをメートル単位で計算する:

長さは楕円の極表現を使って計算することができる:

代りに,半焦点距離 ,定数 の楕円座標を使う:

グラフィックスから線を抽出し,その座標長を計算する:

横断する距離に従って,リサージュ(Lissajous)曲線に彩色する:

横断距離の比によって,球面上のヴィヴィアーニ(Viviani)曲線に彩色する:

円形のワイヤーに沿った線形電荷密度の平均:

Polygonの外周の長さを計算する:

特性と関係  (6)

ArcLengthは非負の数量である:

ArcLength[r]は,任意の一次元領域については,RegionMeasure[r]と等しい:

パラメトリック形式についてのArcLengthは,積分として定義される:

ArcLength[x,t,c]RegionMeasure[x,{t},c]に等しい:

1D領域については,ArcLengthはその領域上での1の積分として定義される:

2D領域の外周は,そのRegionBoundaryArcLengthである:

考えられる問題  (2)

パラメトリック形式,すなわちArcLengthは,場合によっては,複数の被覆の長さを計算することができる:

領域バージョンは画像の長さを計算する:

一次元以外の次元の領域の長さはUndefinedである:

Wolfram Research (2014), ArcLength, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcLength.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), ArcLength, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcLength.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "ArcLength." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcLength.html.

APA

Wolfram Language. (2014). ArcLength. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcLength.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_arclength, author="Wolfram Research", title="{ArcLength}", year="2019", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcLength.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_arclength, organization={Wolfram Research}, title={ArcLength}, year={2019}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcLength.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}