EllipticE

EllipticE[m]

完全楕円積分 TemplateBox[{m}, EllipticE]を与える.

EllipticE[ϕ,m]

第2種楕円積分 TemplateBox[{phi, m}, EllipticE2]を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • のとき,TemplateBox[{phi, m}, EllipticE2]=int_0^phi(1-m sin^2(theta))^(1/2)dtheta が成り立つ.
  • TemplateBox[{m}, EllipticE]=TemplateBox[{{pi, /, 2}, m}, EllipticE2]
  • EllipticE[m]は,複素 m 平面上,の範囲で不連続な分枝切断線を持つ.
  • EllipticE[ϕ,m]は,およびで不連続な分枝切断線を持つ.
  • 特別な引数の場合,EllipticEは,自動的に厳密値を計算する.
  • EllipticEは任意の数値精度で評価できる.
  • EllipticEは自動的にリストに縫い込まれる.
  • EllipticEIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

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  (5)

数値的に評価する:

実数の部分集合上でプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点における級数展開:

Infinityにおける級数展開:

スコープ  (41)

数値評価  (5)

複素引数について数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

EllipticEを高精度で効率的に評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のEllipticE関数を計算することもできる:

特定の値  (4)

簡単な厳密値は自動的に生成される:

完全楕円積分の分枝切断線上の極限値を求める:

第2種楕円積分の分枝切断線上の極限値を求める:

無限大における値:

方程式 TemplateBox[{m}, EllipticE]=2の根を求める:

可視化  (3)

完全楕円積分をプロットする:

第2種楕円積分をプロットする:

TemplateBox[{z}, EllipticE]の実部をプロットする:

TemplateBox[{z}, EllipticE]の虚部をプロットする:

関数の特性  (10)

TemplateBox[{m}, EllipticE]は,1以下のすべての実数値について定義される:

TemplateBox[{m}, EllipticE]は1以上のすべての実数値を取る:

EllipticEは,その第1パラメータに対して奇関数である:

EllipticEは解析関数ではない:

のとき,特異点と不連続点の両方を持つ:

EllipticEは有理型関数ではない:

TemplateBox[{m}, EllipticE]はその定義域上で非増加である:

TemplateBox[{m}, EllipticE]は単射である:

TemplateBox[{m}, EllipticE]は全射ではない:

TemplateBox[{m}, EllipticE]はその定義域上で非負である:

TemplateBox[{m}, EllipticE]はその定義域上で凹である:

微分  (4)

一次導関数:

高次導関数:

n 次導関数の式:

第2種楕円積分の第1引数についての導関数:

積分  (3)

EllipticEの不定積分:

原点を中心とする区間上の奇関数の定積分は0である:

その他の積分例:

級数展開  (4)

EllipticEのテイラー(Taylor)展開:

の周りのEllipticEの最初の3つの近似をプロットする:

分岐点における級数展開を求める:

第2種楕円関数の級数展開:

モジュールについての級数における展開:

EllipticEはベキ級数に適用できる:

積分変換  (2)

LaplaceTransformを使ってラプラス(Laplace)変換を計算する:

HankelTransform

関数表現  (6)

第2種楕円関数の定義:

完全楕円積分は第2種楕円積分の部分的なケースである:

他の楕円積分との関係:

MeijerGReduceを使ってMeijerGによって表す:

EllipticEDifferentialRootとして表すことができる:

TraditionalFormによる表示:

アプリケーション  (10)

楕円積分を計算する:

複素平面上で不完全楕円積分をプロットする:

楕円の円周:

ArcLengthを使って円周を入手する:

ほぼ同じ軸の長さについての級数展開:

ラマヌジャン(Ramanujan)による近似と比較する:

双曲線上の点の角度の関数としての双曲線の弧の長さ:

弧の長さを角度の関数としてプロットする:

円柱座標に置ける還流のベクトルポテンシャル:

磁場の垂直成分とラジアル成分:

磁場の強度をプロットする:

半径rで長さa,単位長における一定の回転数を持つソレノイドのインダクタンス:

無限ソレノイドの単位長あたりのインダクタンス:

3軸楕円の表面積を計算する:

半軸が3,2,1の楕円の面積:

微分表面要素を積分して面積を計算する:

マイラー(Mylar)樹脂製の風船(2つの平たいプラスチックシートの周囲を縫い合せ,膨らませたもの)のパラメータ化:

結果の風船をプロットする:

主曲率の割合を計算する:

もとのシートの半径を膨らませた風船の半径で表す:

EllipticE を使って楕円をパラメータ化する:

楕円のパラメータ化と円のパラメータ化を使ってプロットする:

楕円関数を使ってHalphen定数を定義する[MathWorld]:

拡張精度を求める:

これが関数 の零点であることを確認する:

特性と関係  (6)

EllipticE[ϕ,m]は,実引数について,以下の制約条件に従う実数値関数である:

実引数について,phi=TemplateBox[{u, m}, JacobiAmplitude]なら,についてTemplateBox[{u, m}, JacobiEpsilon]=TemplateBox[{phi, m}, EllipticE2]である:

のとき,以下はについてのみ真である:

特殊形を展開する:

特殊形を引数に制限を付けて展開する:

超越方程式の根を数値的に求める:

分枝切断線状の極限:

EllipticEは,ある種の特殊関数の特殊形として自動的に返される:

考えられる問題  (1)

第2引数には別の約束事が存在する:

おもしろい例題  (4)

ネストした導関数と積分:

EllipticEを整数点でプロットする:

解析的に連続したテイラー級数を通してEllipticEを計算する:

TemplateBox[{m}, EllipticE]のリーマン(Riemann)面:

Wolfram Research (1988), EllipticE, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticE.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), EllipticE, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticE.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "EllipticE." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticE.html.

APA

Wolfram Language. (1988). EllipticE. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/EllipticE.html

BibTeX

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