Volume

Volume[reg]

三次元領域 reg の体積を与える.

Volume[{x1,,xn},{s,smin,smax},{t,tmin,tmax},{u,umin,umax}]

デカルト座標 xis, t, u の関数である,パラメータ化された領域の体積を与える.

Volume[{x1,,xn},{s,smin,smax},{t,tmin,tmax},{u,umin,umax},chart]

xiが指定された座標グラフにおける座標であると解釈する.

詳細とオプション

  • 三次元領域は,三次元以上の任意の次元に埋め込むことができる.
  • Volume[x,{s,smin,smax},{t,tmin,tmax},{u,umin,umax}]では,x がスカラーならVolumeはパラメトリック3領域{s,t,u,x}の体積を返す.
  • Volumeの第5引数の座標チャートは,CoordinateChartDataの第1引数と同じように{coordsys,metric,dim}の形で指定することができる.dim が省略された短縮形を使うこともできる.
  • 次は,使用可能なオプションである.
  • AccuracyGoalInfinity目標とする絶対確度の桁数
    Assumptions $Assumptionsパラメータについて行う仮定
    GenerateConditionsAutomaticパラメータについての条件を生成するかどうか
    PerformanceGoal$PerformanceGoalパフォーマンスのどの局面について最適化するか
    PrecisionGoalAutomatic目標精度の桁数
    WorkingPrecision Automatic内部計算に使う精度
  • 積分の記号極限は実数で順序付けられていると仮定される.記号座標チャートのパラメータはCoordinateChartData"ParameterRangeAssumptions"特性で与えられる範囲内の収まるものと仮定される.

例題

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  (4)

3Dにおける単位球の体積:

3Dにおける標準シンプレックスの体積:

直方体の体積:

円柱座標で表された, かつの円柱の体積:

スコープ  (20)

特別領域  (7)

Cuboidの体積:

Parallelepiped

3DにおけるSimplex

4Dに埋め込まれたシンプレックスの体積:

Ball

Ellipsoid

Cylinder

Cone

数式定義領域  (2)

ImplicitRegionとして表される球体の体積:

円柱の体積:

ParametricRegionとして表現された球体の体積:

有理パラメータ化で表現された円柱:

メッシュ領域  (2)

MeshRegionの体積:

BoundaryMeshRegionの体積:

派生領域  (3)

RegionIntersectionの体積:

TransformedRegionの体積:

RegionBoundaryの体積:

パラメータの式  (6)

長半径が3,2,1の楕円体の体積:

球座標での,中が空洞の半球の体積:

長半径5,単半径2のトーラスの体積:

四次元空間に埋め込まれた円板と円の積の体積:

長方形上の放物体 の体積:

ステレオ投影座標を使った3球面の1象限の体積:

オプション  (3)

Assumptions  (1)

任意の長半径 ,短半径 ,高さ の楕円錐の面積:

半軸は正であるという仮定を加えると解が簡約される:

についての領域:

WorkingPrecision  (2)

機械演算を使ってVolumeを計算する:

場合によっては厳密な答が計算できないことがある:

30桁精度でVolumeを求める:

アプリケーション  (6)

関数領域

この領域は立体である:

この領域の体積:

同様に:

多面体の体積を計算する:

地球の形は体積のある偏球面のそれに近い:

長半径と短半径の値を代入する:

Ball中のメタノールの質量を求める:

で定義される一様ではない質量を持つConeの平均密度を求める:

半径1.75インチのテニスボールが 個入った缶の空隙の体積を計算する:

3つのボールが入った缶を可視化する:

特性と関係  (5)

Volumeは非負の数量である:

Volume[r]は,3D領域については,RegionMeasure[r]と同じである:

一般に,Volume[r]RegionMeasure[r,3]に等しい:

Volume[x,s,t,u,c]RegionMeasure[x,{s,t,u},c]に等しい:

3D領域については,Volumeは,その領域上での1の積分として定義される:

4D領域の表面体積を得るためにRegionBoundaryを使う:

考えられる問題  (2)

Volumeのパラメトリック形式は,多重被覆がある可能性のある体積を計算する:

領域バージョンは画像の体積を計算する:

次元が3以外の領域の体積はUndefinedである:

Wolfram Research (2014), Volume, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Volume.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), Volume, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Volume.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "Volume." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/Volume.html.

APA

Wolfram Language. (2014). Volume. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Volume.html

BibTeX

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