StandardDeviation
StandardDeviation[data]
data 中の要素の標準偏差推定を与える.
StandardDeviation[dist]
分布 dist の標準偏差を与える.
詳細
- StandardDeviationは,ボラティリティとしても知られている.
- StandardDeviationはデータまたは分布の平均からの分散を測定する..
- =Mean[data]のVectorQ data の標準偏差推定 は,実数についてはで,虚数についてはで与えられる.
- MatrixQ data の標準偏差推定は列ベクトルいついて計算される.StandardDeviation[{{x1,y1,…},{x2,y2,…},…}]は{StandardDeviation[{x1,x2,…}],StandardDeviation[{y1,y2,…}]}に等しい. »
- ArrayQ data の標準偏差はArrayReduce[StandardDeviation,data,1]に等しい. »
- 実数の重み付きWeightedData[{x1,x2,…},{w1,w2,…}]の標準偏差はで与えられる. »
- StandardDeviationは数値データと記号データの両方を扱う.
- data は次の追加的な形式と解釈を持つことがある.
-
Association 値(キーは無視される) » SparseArray 配列として,Normal[data]に等しい » QuantityArray 配列としての数量 » WeightedData 重み付き分散,もとになっているEmpiricalDistributionに基づく » EventData もとになっているSurvivalDistributionに基づく » TimeSeries, TemporalData, … ベクトルまたは配列の値(タイムスタンプは無視される) » Image,Image3D RGBチャンネル値またはグレースケール強度値 » Audio すべてのチャンネルの振幅値 » DateObject, TimeObject 日付のリストまたは時間のリスト » - 一変量分布 dist の標準偏差は σ=Expectation[(x-μ)2,xdist]1/2で与えられる.ただし,μ=Mean[dist]である. »
- 多変量分布 dist の標準偏差は{σx,σy,…}=Expectation[{(x-μx)2,(y-μy)2,…},{x,y,…}dist]1/2で与えられる. »
- ランダム過程 proc については,標準偏差関数 は時点 t におけるスライス分布SliceDistribution[proc,t]について σ[t]=StandardDeviation[SliceDistribution[proc,t]]として計算できる. »
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (24)
基本的な用法 (8)
配列データ (5)
行列のStandardDeviationは列ごとの標準偏差を与える:
テンソルのStandardDeviationは第1レベルにおける列ごとの標準偏差を与える:
StandardDeviationは,入力がAssociationのときはその値に作用する:
SparseArrayデータは密な配列と同じように使うことができる:
QuantityArrayの標準偏差を求める:
画像データと音声データ (2)
日付と時間 (5)
アプリケーション (7)
StandardDeviationは分散度である:
5年間の移動標準偏差を使って,S&P 500でボラティリティが高い期間を特定する:
深溝玉軸受が故障するまでの,繰返し数の平均と標準偏差を求める:
スライスの標準偏差を分析することで,過程データの弱定常性を調べる:
特性と関係 (9)
StandardDeviationの平方はVarianceである:
StandardDeviationはMeanからの偏差のスケールされたNormである:
StandardDeviationはスケールされたCentralMomentの平方根である:
StandardDeviationは偏差のスケールされたRootMeanSquareである:
StandardDeviationは偏差の平方のスケールされたMeanの平方根である:
MeanからのスケールされたEuclideanDistanceとしてのStandardDeviation:
すべての絶対偏差が1より小さいときは,StandardDeviationの平方はMeanDeviationよりも小さい:
すべての絶対偏差が1より大きければ,StandardDeviationの平方はMeanDeviationよりも大きい:
Varianceの平方根としての確率変数のStandardDeviation:
おもしろい例題 (1)
20個,100個,300個のサンプルについてのStandardDeviation推定値の分布:
テキスト
Wolfram Research (2003), StandardDeviation, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/StandardDeviation.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2003. "StandardDeviation." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/StandardDeviation.html.
APA
Wolfram Language. (2003). StandardDeviation. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/StandardDeviation.html