Triangle

Triangle[{p1,p2,p3}]

p1p2p3 を角の点とする充填三角形を表す.

Triangle[{{p11,p12,p13},}]

三角形の集合を表す.

詳細とオプション

予備知識

  • Triangle[{p1,p2,p3}]は,頂点が p1p2p3の塗り潰された三角形を表す.各 piは埋込み次元に対応する長さのリストとして指定される.通常,Triangleの頂点は,長さ2のリスト(2D平面の三角形)あるいは長さ3のリスト(3D空間に埋め込まれた三角形)である.引数のない形のTriangle[]を評価すると,標準的な2単体Triangle[{{0,0},{1,0},{0,1}}]になる.シンタックスTriangle[{{p11,p12,p13},,{pk1,pk2,pk3}}]を使って複数の三角形の集合を表すことができる.
  • Triangleオブジェクトは,GraphicsおよびGraphics3D, を使って,それぞれ2Dおよび3Dで視覚的にフォーマットすることができる.Triangleオブジェクトの外観は,他のグラフィックスプリミティブと同じように,辺と面の指示子EdgeFormおよびFaceFormRedのような色指示子,透過性指示子Opacity,スタイルオプションAntialiasingを指定して変更することができる.Textureを使ってTriangleオブジェクトの表面のテクスチャとしてオブジェクトを適用することができ,オプション VertexColorsVertexNormalsVertexTextureCoordinatesを使って追加的なフォーマットを行うことができる.
  • Triangleは計算を行う領域の指定にも使うことができる.Triangle[{p1,p2,p3}]に対してRegionMeasure(およびArea)はTriangleオブジェクトの面積を返すのに対し,RegionDimensionおよびRegionEmbeddingDimensionは,それぞれ2およびLength[pi]を返す.これに加え,GeometricTransformation,あるいはTranslateRotateのようにより特殊な変換関数を使って,Triangleに適切な幾何変換を適用した結果を表すことができる.
  • Triangleは他の多くのシンボルと関連している.AASTriangleSSSTriangleASATriangleSASTriangleは,適切な辺と角の指定を使って構築した二次元のTriangleオブジェクトを返す.Triangleは,Triangle[{p1,p2,p3}]Polygon[{p1,p2,p3}]Simplex[{p1,p2,p3}]の両方と等価であるという意味で,PolygonSimplexの両方の特殊ケースである.Triangleの三次元単体一般化はTetrahedronとして実装されている.

例題

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  (4)

二次元の標準的な三角形:

三次元での三角形:

Triangleに適用されたさまざまなスタイル:

面積と重心:

スコープ  (18)

グラフィックス  (8)

指定  (3)

2Dにおける標準的な三角形:

3Dにおける三角形:

複数の三角形:

スタイリング  (2)

色の指示子は,面の色を指定する:

FaceFormEdgeFormを使って,内部と境界線のスタイルを指定することができる:

座標  (3)

Scaledの座標を使う:

ImageScaledの座標を使う:

Offsetの座標を使う:

領域  (10)

埋込み次元は,座標の長さである:

幾何学的な次元は,それが指定する領域を参照する:

帰属判定:

点の帰属条件を得る:

Area

重心:

点からTriangleまでの距離:

これをプロットする:

点から三角形までの符号付き距離:

これをプロットする:

最近点:

これを可視化する:

三角形は有界である:

境界範囲:

三角形上で積分する:

三角形上で最適化する:

領域上で関数をプロットする:

三角形の制約条件で方程式を解く:

アプリケーション  (6)

2Dにおける標準単体とKuhn単体は三角形である:

正三角形を辺の長さで定義する:

これを可視化する:

Areaを計算する:

同様にSSSTriangleを使う:

二等辺三角形を底辺の長さと高さで定義する:

これを可視化する:

Areaを計算する:

三角形の垂直二等分線を求める:

外心と二等分線を赤で可視化する:

三角形の性質を測る方法の1つに半径と辺の比を求めるものがある:

小さい比は,三角形が異常に薄くはないことを示す:

三角形は4つの部分三角形に分割できる:

これは,繰り返し行うことができる:

特性と関係  (5)

Triangleは,Polygonの特殊形である:

Triangleは,Simplexの特殊形である:

ImplicitRegionは,任意のTriangleの領域を表すことができる:

ParametricRegionは,任意のTriangleの領域を表すことができる:

BoundaryMeshRegionは,任意のTriangleの領域を表すことができる:

おもしろい例題  (1)

ランダムな三角形の集まり:

Wolfram Research (2014), Triangle, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Triangle.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), Triangle, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Triangle.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "Triangle." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/Triangle.html.

APA

Wolfram Language. (2014). Triangle. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Triangle.html

BibTeX

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BibLaTeX

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