RegionMeasure

RegionMeasure[reg]

領域 reg の測度を与える.

RegionMeasure[reg,d]

領域 regd 次元測度を与える.

RegionMeasure[{x1,,xn},{{t1,a1,b1},,{tk,ak,bk}}]

直交座標 xitjの関数であるパラメトリック式の k 測度を与える.

RegionMeasure[{x1,,xn},{{t1,a1,b1},,{tk,ak,bk}},chart]

xiを指定された座標チャートにおける座標として解釈する.

詳細とオプション

  • RegionMeasureは,数(0D),長さ(1D),面積(2D),体積(3D),ルベーグ(Lebesgue)測度としても知られている.
  • 行が埋込み次元,列が幾何学次元に相当する例
  • 領域 reg の次元が d0のときは,d 次元測度が使われる.
  • 零次元測度は,領域内の点の数を数える.
  • RegionMeasure[x,{{t1,a1,b1},,{tk,ak,bk}}]では,x がスカラーならRegionMeasurek+1次元の超曲面{t1,,tk,x}の測度を返す.
  • RegionMeasureの第3引数における座標チャートはCoordinateChartDataの第1引数におけるのと同じ方法で3つトリプル{coordsys,metric,dim}を使って指定することができる.dim を省略した短縮形も使うことができる.
  • 次のオプションが使える.
  • AccuracyGoalInfinity目標絶対確度の桁数
    Assumptions $Assumptionsパラメータに関する仮定
    GenerateConditionsAutomaticパラメータについての条件を生成するかどうか
    PerformanceGoal$PerformanceGoalパフォーマンスのどの面について最適化するか
    PrecisionGoalAutomatic目標精度の桁数
    WorkingPrecision Automatic内部計算に使用する精度
  • 積分の記号極限は実数で順序付けられていると仮定される.記号座標チャートのパラメータはCoordinateChartData"ParameterRangeAssumptions"特性で与えられる範囲内の収まるものと仮定される.
  • RegionMeasureは,GeometricSceneの記号領域と一緒に使うことができる.

例題

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  (6)

RegionMeasureは,零次元領域の点の数に相当する:

RegionMeasureは,一次元領域の曲線の長さに相当する:

RegionMeasureは,二次元領域の表面積に相当する:

RegionMeasureは,三次元領域の体積に相当する:

蝶ネクタイの形の面積:

円筒座標で表現された円筒の体積:

スコープ  (27)

特別な領域  (10)

Pointについての測度は数に相当する:

点は任意の次元で使うことができる:

Lineについての測度は弧長に相当する:

線は任意の次元で使うことができる:

Rectangleは2Dで使うことができ,この測度は面積に相当する:

Cuboidは任意の次元で使うことができる:

Simplexは,二次元では,点,線,三角形に相当し得る:

単体は任意の次元で使うことができる:

次元における標準的な単位単体の測度:

Polygonは面積を表す:

3Dで:

Diskは2Dで使うことができる:

Ballは任意の次元で使うことができる.測度は一般化された体積である:

次元における単位球体の測度:

楕円としてのDiskは2Dで使うことができる:

Ellipsoidは任意の次元で使うことができる:

Circleは2Dで使うことができる:

Cylinderは3Dで使うことができる:

Coneは3Dで使うことができる:

数式定義領域  (2)

ImplicitRegionとして表された円板の測度:

円柱の体積:

ParametricRegionとして表された円板の測度:

円板の有理パラメータ化を使う:

円柱の体積:

メッシュ領域  (2)

2DにおけるMeshRegionの測度:

3Dにおける:

BoundaryMeshRegionの測度:

3Dにおける:

派生領域  (3)

RegionIntersectionの測度:

TransformedRegionの測度:

RegionBoundaryの測度:

地理的領域  (2)

地理実体の多角形の測度:

GeoPositionを使った多角形:

GeoGridPositionを使った多角形の測度:

パラメトリック式  (8)

円弧の長さ:

極座標における有限長の無限曲線:

長半径5,短半径2のトーラスの表面積:

その内側の体積:

四次元空間に埋め込まれた「平らなトーラス」の面積:

五次元に埋め込まれた四次元球の超体積:

単位超立方体上の放物面関数グラフ の超体積:

単位球上の極間を「揺れる」曲線の長さ:

球の上のステレオ座標上の単位正方形の面積:

オプション  (4)

Assumptions  (2)

陰的領域は楕円と双曲線の両方を表すことができる:

仮定 を加えると楕円の長さのみが与えられる:

長半径が である楕円の面積:

長半径は正であるという仮定を加えると答が簡単になる:

WorkingPrecision  (2)

機械演算を使って弧長を計算する:

30桁精度で面積を求める:

アプリケーション  (13)

  (2)

点集合について計数測度が使われる.各点が1に数えられる:

一定した点の質量 について,測定値に を掛けて全体の質量を求める:

一定しない点の質量関数 についてはIntegrateを使う:

曲線  (4)

関数曲線の長さ:

陰的曲線の長さ:

3Dで:

ペアノ(Peano)曲線の長さについての式を求める:

一定した電荷密度 があるワイヤーに沿った総電荷を求める:

一定しない密度 の場合はIntegrateを使う:

曲面  (2)

関数曲面の面積:

矩形領域の全質量:

一様の質量密度 の場合:

で与えられる一定しない質量密度の場合はIntegrateを使う:

立体  (3)

一定した密度 Ballの全質量:

一定していない密度関数 にはIntegrateを使う:

Cone中のエタノールの質量を求める:

エタノールの密度:

円錐の体積:

円錐中のエタノールの質量:

Cylinderの質量を求める.ただし,質量の密度は一様ではなく で定義される:

円柱の密度:

円柱の体積:

円柱の質量:

高次元領域  (2)

次元単位球体の領域測度についての式を導出する:

3D超曲面の体積:

特性と関係  (10)

領域 についてのRegionMeasureは積分 で与えられる:

ArcLengthは一次元領域についてのRegionMeasureの特殊ケースである:

Areaは,二次元領域についてのRegionMeasureの特殊ケースである:

Volumeは,三次元領域についてのRegionMeasureの特殊ケースである:

使われる測度は,零次元の数を含むRegionDimensionによって決められる:

一次元についての長さ:

二次元についての面積:

三次元についての体積:

混合次元の領域については,RegionDimensionは最大の次元を与える:

次元は1なので,これは長さを計算する:

RegionMeasure[x,{t},c]ArcLength[x,t,c]に等しい:

RegionMeasure[x,{s,t},c]Area[x,s,t,c]に等しい:

RegionMeasure[x,{s,t,u},c]Volume[x,s,t,u,c]に等しい:

RegionCentroidm=RegionMeasure[]Integrate[p,p]/m に等しい:

考えられる問題  (3)

RegionMeasureは,離散点については計数測度を使う:

次は,二次元ルベーグ測度を使うように指定する:

パラメトリック形式はパラメータ化を基本的なものとし,複数の被覆を数える:

パラメトリック形式の領域バージョンは画像の測度を計算する:

RegionMeasureは,厳密値による答が計算できないときは機械精度の演算を行う:

おもしろい例題  (1)

カントール(Cantor)集合の測度を求める:

最初の6回の反復の測度を計算する:

反復kの長さを求める:

極限における測度:

Wolfram Research (2014), RegionMeasure, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionMeasure.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), RegionMeasure, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionMeasure.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "RegionMeasure." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionMeasure.html.

APA

Wolfram Language. (2014). RegionMeasure. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionMeasure.html

BibTeX

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BibLaTeX

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