Histogram3D
Histogram3D[{{x1,y1},{x2,y2},…}]
値{xi,yi}の3Dヒストグラムをプロットする.
Histogram3D[{{x1,y1},{x2,y2},…},bspec]
bspec でビンを指定した3Dヒストグラムをプロットする.
Histogram3D[{{x1,y1},{x2,y2},…},bspec,hspec]
ビンの高さが指定 hspec に従って計算された3Dヒストグラムをプロットする.
Histogram3D[{data1,data2,…}]
複数のデータ集合 dataiの3Dヒストグラムをプロットする.
詳細とオプション
- Histogram3D[data]は,デフォルトで,仮定される値{xi,yi}のもとになっている滑らかな分布を近似するために選ばれた等しいビンでヒストグラムをプロットする.
- Histogram3Dについてのデータ要素は次の形式で与えることができる.
-
{xi,yi} 純粋な値のペア {Quantity[xi,unit],Quantity[xi,unit]} 単位の付いた値のペア - Histogram3Dについてのデータは次の形式で与えることができる.
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{e1,e2,…} ラッパーがある/ない要素のリスト <k1e1,k2e2,… > キーと要素の連想 TimeSeries[…],EventSeries[…],TemporalData[…] 時系列,事象系列,一時データ WeightedData[…],EventData[…] 拡張データ集合 w[{e1,e2,…},…] データ集合全体に適用されたラッパー w[{data1,data1,…},…] すべてのデータ集合に適用されたラッパー - 各ビンの 幅は値 xiに基づいて計算され, 幅は yiに基づいて計算される.
- 使用可能なビン指定 bpsec
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n n 個のビンを使う {w} 幅 w のビンを使う {min,max,w} min から max までの幅 w のビンを使う {{b1,b2,…}} ビン[b1,b2),[b2,b3),…を使う Automatic ビン幅を自動的に決定する "name" 名前付きのビンメソッドを使う {"Log",bspec} ビン bspec を対数変換データに適用する fb 明示的なビン指定{b1,b2,…}を得るために fb を適用する {xspec,yspec} x と y に異なる指定を与える - ビン指定"Log"は,もとになるビンメソッドAutomaticを使うとみなされる.
- 使用可能な名前付きビンメソッド
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"Sturges" データの長さに基づいてビンの数を計算する "Scott" 平均二乗誤差を漸近的に最小化する "FreedmanDiaconis" 四分位範囲をサンプルサイズの立方根で割ったものの2倍 "Knuth" 区分一様モデルの平衡尤度と事前確率 "Wand" Wandのビンメソッドを1レベル再帰的に近似 - Histogram3D[data,fb]の関数 fb はすべての{xi,yi}のリストに適用され,明示的なビンリスト{{bx1,bx2,…},{by1,by2,…}}を返す.Histogram3D[data,{fx,fy}]では,fx は xiのリストに,fy は yiのリストに適用される.
- Histogram3D[data,bspec,hspec]でさまざまなビンの高さ指定 hspec を与えることによって,さまざまな形式の3Dヒストグラムが得られる.次は使用可能な形式である.
-
"Count" 各ビンに入る値の数 "CumulativeCount" 累積数 "SurvivalCount" 残存数 "Probability" 各ビンに入る値の割合 "Intensity" ビンエリアで分区切られた数 "PDF" 確率密度関数 "CDF" 累積分布関数 "SF" 生存関数 "HF" ハザード関数 "CHF" 累積ハザード関数 {"Log",hspec} 対数変換された高さ指定 fh fh をビンと数に適用して得られた高さ - Histogram3D[data,bspec,fh]の関数 fh は 方向のビンのリスト{{bx1,bx2},{bx2,…},…}, 方向のビンのリスト{{by1,by2},{by2,…},…},対応する数の2D配列{{c11,c12,…},{c21,…},…}の3つの引数に適用される.この関数は各 cijに使われる高さの配列を返す.
- 実数からなる値{xi,yi}のみがビンに割り当てられる.その他の値の場合は欠測値とみなされる.
- Histogram3D[{data1,data2,…},…]では,すべてのデータ集合 dataiを組み合せて自動的にビンの位置が決められる.
- Histogram3D[{…,wi[datai,…],…},…]はデータ集合 dataiと関連するヒストグラム要素を記号的ラッパー wiの定義に従って描画する.
- 使用可能な記号的ラッパーはBarChart3Dの場合と同じで,Style,Labeled,Legended等が含まれる.
- Histogram3DにはGraphics3Dと同じオプションに以下の追加・変更を加えたものが使える. [全オプションのリスト]
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Axes True 座標軸を描くかどうか BarOrigin Bottom ヒストグラムの棒の始点 BoxRatios {1,1,0.4} 境界3Dボックスの比 ChartBaseStyle Automatic 棒の全体的なスタイル ChartElementFunction Automatic 棒の生のグラフィックスをどのように生成するか ChartElements Automatic 各棒に使うグラフィックス ChartLabels None データ集合のカテゴリのラベル ChartLayout Automatic 使用する全体的なレイアウト ChartLegends None データ要素とデータ集合の凡例 ChartStyle Automatic 棒のスタイル ColorFunction Automatic 棒の彩色方法 ColorFunctionScaling True ColorFunctionの引数を正規化するかどうか LabelingFunction Automatic 要素にどのようにラベルを付けるか LegendAppearance Automatic 凡例の全体的な外観 Lighting "Neutral" 使用する擬似光源 Method Automatic 使用するメソッド PerformanceGoal $PerformanceGoal パフォーマンスのどの面について最適化するか PlotTheme $PlotTheme ヒストグラムの全体的なテーマ ScalingFunctions None 個々の座標をどのようにスケールするか TargetUnits Automatic グラフ内に表示する単位 - ChartLayoutの使用可能な設定値は"Overlapped"と"Stacked"である.
- 複数のデータ集合は,ChartLayoutの次の設定を使って表示できる.
-
"Overlapped" 全データを重ね合せて表示する "Stacked" 軸ごとにデータを積み重ねる - ChartElementFunctionに渡される引数は,データ集合のネストしたリストの各レベルからのビンの範囲{{xmin,xmax},{ymin,ymax},{zmin,zmax}},ビンの値 lists,メタデータ{m1,m2,…}である.
- ChartElementFunctionの組込み設定のリストはChartElementData["Histogram3D"]で得られる.
- ColorFunctionに渡される引数は各ビンの高さである.
- ScalingFunctions->{sx,sy,sz}では, 座標は sx等を使ってスケールされる.
- BarChart内のオプションその他の構造からのスタイルその他の指定は,事実上ChartStyle,ColorFunction,Styleその他のラッパー,ChartElementsおよびChartElementFunctionの順に適用される.後ろの指定が前方の指定を無効にする.
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (30)
データとレイアウト (18)
TimeSeries,EventSeries,TemporalData内のタイムスタンプは無視される:
WeightedData中の重みはヒストグラムの形に影響する:
ラッパー (2)
個々のデータ,データ集合,あるいはデータ集合の集合にラッパーを使う:
PopupWindowを使って追加的なドリルダウン情報を提供する:
Buttonを使って任意のアクションをトリガすることができる:
スタイルと外観 (4)
ColorDataから任意の階調度,または指標付きのカラースキームを使う:
ChartBaseStyleを使ってすべてのグラフ要素の初期スタイルを設定することができる:
Styleを使ってスタイルを無効にすることができる:
ラベルと凡例 (6)
Labeledを使ってデータ集合にラベルを付ける:
LabelingFunctionを使って棒に値のラベルを付ける:
Legendedを使って追加的な凡例項目を加える:
Placedを使って凡例の置き方に影響を与える:
オプション (43)
ChartBaseStyle (4)
ChartBaseStyleを使って棒にスタイルを付ける:
ChartBaseStyleとChartStyleを組み合せる:
ChartStyleはChartBaseStyleの設定を無効にすることがある:
ChartBaseStyleをStyleと組み合せる:
StyleはChartBaseStyleの設定を無効にすることがある:
ChartBaseStyleをColorFunctionと組み合せる:
ColorFunctionはChartBaseStyleの設定を無効にすることがある:
ChartElementFunction (4)
ChartElementFunctionの組込み設定のリストを得る:
詳細設定には「パレット」▶「チャートエレメントスキーム」を使う:
大域的なスケールを示すのに適したChartElementFunction:
カスタマイズされたChartElementFunctionを書く:
組込み要素関数にはオプションがあるかもしれない.「パレット」▶「チャートエレメントスキーム」を使ってオプションを設定する:
ChartElements (5)
Graphics3Dオブジェクトに基づいた絵を使ったグラフを作成する:
スタイルは,ChartStyle等を通して設定されたスタイルから継承される:
StyleはChartStyleの設定を無効にできる:
ChartLabels (2)
ChartLegends (3)
ChartStyle (5)
ChartStyleを使って棒のスタイルを設定する:
ColorDataから色の「階調度"Gradient"」を使う:
ColorDataから「指標付き"Indexed"」の色を使う:
StyleはChartStyleの設定を無効にする:
ColorFunctionはChartStyleの設定を無効にする:
ChartElementsはChartStyleの設定を無効にすることがある:
ColorFunction (4)
ColorFunctionScaling->Falseを使ってスケールされていない高さの値を得る:
ColorFunctionはChartStyleのスタイルを無効にする:
ColorFunctionを使って異なるスタイル効果を組み合せる:
ColorFunctionScaling (2)
LabelingFunction (6)
TooltipとStatusAreaからの値で自動的なラベル付けを使う:
Placedを使ってラベルの置き方を制御する:
PerformanceGoal (1)
アプリケーション (3)
ヒストグラムから抽出した数でMatrixPlotを作る:
DictionaryLookupで使用可能な言語のサブセットを選ぶ:
特性と関係 (3)
Histogram3Dはデータに基づいて使用するビンを自動的に決定する:
データの明示的なビンにはBinCountsを使う:
BarChart3Dを使って表示する:
PDFを使ってパラメータ的な確率密度関数を得る:
ランダムなデータのHistogramと一緒に表示する:
テキスト
Wolfram Research (2008), Histogram3D, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Histogram3D.html (2015年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2008. "Histogram3D." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/Histogram3D.html.
APA
Wolfram Language. (2008). Histogram3D. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Histogram3D.html