ListVectorDisplacementPlot
ListVectorDisplacementPlot[{{{vx11,vy11},…,{vx1n,vy1n}},…,{{vxm1,vym1},…,{vxmn,vymn}}}]
ベクトルの変位配列{vxij,vyij}から変位プロットを生成する.
ListVectorDisplacementPlot[{{{x1,y1},{vx1,vy1}},…,{{x1,y1},{vx1,vy1}}}]
点{xi,yi}における変位{vxi,vyi}から変位プロットを生成する.
ListVectorDisplacementPlot[{{ {{vx11,vy11},s11},…,{{vx1n,vy1n},s1n}},…,{ {{vxmi,vym1},sm1},…,{{vxmn,vymn},smn}}}]
スカラー値 sijを使って変位領域 region に彩色する.
ListVectorDisplacementPlot[{ {{vx1,vy1},s1},…,{{vxn,vyn},sn}}]
スカラー値 siを点{xi,yi}で使って変位領域に彩色する.
ListVectorDisplacementPlot[…,reg]
変位を領域 reg 上にプロットする.
詳細とオプション
- ListVectorDisplacementPlotは,領域上のベクトル場データを使って変位プロットを生成する.デフォルトで,大小両方の変位が見えるように変位のサイズは自動的にスケールされる.デフォルトで,変位領域は変位の大きさに従って彩色される.
- スカラー場の値は,与えられていなければベクトル場のノルムであると解釈される.
- ListVectorDisplacementPlotは,デフォルトで,与えられたデータを補間して位置の規則的な格子でベクトル場のベクトルをプロットする.
- ListVectorDisplacementPlotにはGraphicsと同じオプションに以下の追加・変更を加えたものが使える. [全オプションのリスト]
- MeshFunctions,RegionFunction,ColorFunction,VectorColorFunction内の関数に渡される引数は x,y,vx,vy,s である.
- デフォルト設定のMeshFunctions{#5&}はスカラー場 s のメッシュラインを描画する.
- デフォルトで,変位プロットはもとの領域と変位領域の表現を表示する.
- RegionBoundaryStyleおよびRegionFillingStyleを使ってもとの領域のスタイルを変えることができる.
- 次は,変位矢印を表示するVectorPointsのその他の設定である.
-
Automatic 自動選択された点 All もとのデータ点を使う "Boundary" reg の境界に沿った点 - デフォルトで,変位矢印はもとの領域内の位置と対応する変位領域内の位置を接続する.
- VectorSizesFullはスケールされた表現ではなく完全な変位を表示する.
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
スコープ (15)
サンプリング (8)
参照領域と変形領域を比較することでスケールされた変位場を可視化する:
ベクトルは参照領域の点から(スケールされた)変形領域の対応点まで描かれる:
RegionFunctionで領域を指定する:
領域はImplicitRegionの場合がある:
領域はParametricRegionの場合がある:
領域はMeshRegionの場合がある:
領域はBoundaryMeshRegionの場合がある:
プレゼンテーション (7)
オプション (45)
AspectRatio (2)
BoundaryStyle (3)
ColorFunction (4)
ColorFunctionScaling (2)
Mesh (3)
Meshを指定して変位を可視化する:
PlotRange (3)
PlotStyle (4)
RegionFunction (1)
RegionFunctionを使って参照領域を指定する:
VectorColorFunction (1)
デフォルトで,VectorColorFunctionがAutomaticならVectorColorFunctionはColorFunctionとマッチする:
ColorFunctionとは異なるVectorColorFunctionを指定する:
VectorColorFunctionは使わない:
VectorPoints (2)
VectorSizes (1)
VectorStyle (1)
VectorColorFunctionはVectorStyleより優先される:
アプリケーション (17)
基本的なアプリケーション (16)
非常に小さい変位と非常に大きい変位の両方が見えるように変位は自動的にスケールされる点に注意のこと:
VectorSizesFullを使って変位の実際のサイズを表示する:
固体力学 (1)
表示された領域の左辺は固定されていて(変位はない)右辺には一様の水平荷重10kPaが適用されている:
この領域は線形弾性を持ち平面応力の中にあると仮定して,{位置ベクトル, {変位ベクトル, 応力テンソルの風呂べニウスノルム}}の形の数値ソルバからデータを得る:
RegionFunctionを使って変形された領域を適切に可視化する.荷重がかかっていない隅近くの応力は10kPaの適用荷重よりはるかに高い点に注意のこと:
特性と関係 (12)
ListVectorDisplacementPlot3Dを使って変形を3Dで可視化する:
VectorDisplacementPlotを使って関数を可視化する:
VectorDisplacementPlot3Dを使って関数を3Dで可視化する:
ListVectorPlotをデータのプロットに使う:
ListStreamPlotを使ってベクトルの代りに流線をプロットする:
StreamPlotを使ってベクトルの代りに流線でプロットする:
VectorDensityPlotを使ってスカラー場の密度プロットを加える:
ListVectorDensityPlotまたはListStreamDensityPlotを使ってスカラー場の密度プロットを加える:
LineIntegralConvolutionPlotを使ってベクトル場の線積分のたたみ込みをプロットする:
ListVectorPlot3DまたはListStreamPlot3Dを使ってベクトル場を3Dで可視化する:
VectorPlot3DとStreamPlot3Dを使って3Dベクトル場を可視化する:
SliceVectorPlot3Dで曲面上にベクトルをプロットする:
ComplexStreamPlotを使ってベクトルの代りに流線をプロットする:
GeoVectorPlotを使って地図の上にベクトルをプロットする:
GeoStreamPlotを使ってベクトルの代りに流線をプロットする:
テキスト
Wolfram Research (2021), ListVectorDisplacementPlot, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ListVectorDisplacementPlot.html.
CMS
Wolfram Language. 2021. "ListVectorDisplacementPlot." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ListVectorDisplacementPlot.html.
APA
Wolfram Language. (2021). ListVectorDisplacementPlot. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ListVectorDisplacementPlot.html